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09月24日-02号

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  1. 岡垣町議会 2002-09-24
    09月24日-02号


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    平成 14年 9月定例会(第3回)───────────────────────────────────────────平成14年 第3回(定例)岡 垣 町 議 会 会 議 録(第16日)                             平成14年9月24日(火曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第2号)                         平成14年9月24日 午前9時30分開議 日程第1 一般質問      1.13番 大堂 圏治      2.2番 石井 要祐      3.14番 矢島 惠子      4.11番 平山  弘      5.15番 竹内 和男─────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問      1.13番 大堂 圏治      2.2番 石井 要祐      3.14番 矢島 惠子      4.11番 平山  弘      5.15番 竹内 和男──────────────────────────────出席議員(18名)1番 下川路 勲君       2番 石井 要祐君3番 竹井 信正君       4番 勢屋 康一君5番 竹井 和明君       6番 安部 正開君7番 土屋 清資君       8番 木原 信次君9番 市津 広海君       10番 曽宮 良壽君11番 平山  弘君       12番 久保田秀昭君13番 大堂 圏治君       14番 矢島 惠子君15番 竹内 和男君       16番 松本 國夫君17番 山田 隆一君       18番 大森 忠勝君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局長 占部 延幸君       係長 麻生 潤治君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 樋髙 龍治君   助役 …………………… 広渡 輝男君収入役 ………………… 柴崎 國雄君   企画政策室長 ………… 宮内 實生君総務課長 ……………… 山田 敬二君   管財課長 ……………… 小田 勝人君情報推進課長 ………… 土田 和信君   地域づくり課長 ……… 渡辺 一郎君税務課長 ……………… 神屋 守正君   環境共生課長 ………… 西岡 文雄君住民課長 ……………… 吉田 晋一君   健康福祉課長 ………… 花田 申三君こども未来課長 ……… 廣渡  昭君   建設課長 ……………… 木原 弘毅君農林水産課長 ………… 須藤 智明君   下水道課長 …………… 岩藤 昭良君水道課長 ……………… 岩崎 生夫君                     教育長 ………………… 安部欽一朗君   教育総務課長 ………… 吉田 清人君社会教育課長 ………… 石田 健治君   ──────────────────────────────午前9時35分開議 ○議長(大森忠勝君) ただいまの出席議員は18名であります。 定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 起立、礼。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────・────・──────────── △日程第1.一般質問 ○議長(大森忠勝君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の通告書に従って、受け付け順に順次発言を許します。 まず、最初に13番、大堂圏治君の発言を許します。13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) おはようございます。岡垣町においては、現在、4次総合計画に沿ってまちづくりを進めておりますが、その基本理念を「人と自然のハーモニー」とし、目指すべき将来像として、「自然に想いを」「暮らしに安心を」「地域に輝きを」「人に元気を」と、4つの柱を掲げてまさしく推進中であります。このことを実現する施策として、「住民と行政の協働によるまちづくり」の推進と掲げております。 また、平成13年12月には第3次行政改革の答申がなされ、町が今後進むべき課題が示されて、まちづくりの基本方針が明確になっております。このような方針に沿って、魂を入れ、心血を注ぎ、町民とともに、そしてスピーディーに実現し、実践していくのかの真価が、まさに樋髙町長をリーダーとした執行部と私ども議会に問われていることを認識しなければならないと私は思っております。 行政改革の大きな柱になっている行政組織の効率化の一つに、男女共同参画社会形成への取り組みを掲げておりますが、このことは21世紀の大きな行政課題でもあり、女性だけの問題ではなく、男女共通の課題であると私は思っております。しかも、このテーマは、樋髙町長の選挙公約の一つでもあります。目標の早期実現を目指して、どのような施策を取り組んでいこうとしているのかお尋ねいたしますので、具体的で明確な答弁を強く求めます。 もう一つの質問は、住民基本台帳ネットワークシステムの運用についてであります。以下、住基ネットと略称させていただきます。 これは政府の法律に基づく施策ではありますが、いろいろな問題点をはらんでおり、国民の間で物議を醸しており、その運用に当たっては難題が多く、国民の理解が十分に得られていないのが現状であります。私は、町民の皆様がこの制度について十分に理解され、協力されるためには、いろいろな不安や問題点を解消するための努力を、すなわち町や国が説明責任と行政責任をしっかり果たし、本格運用される来年8月までに備えるべきだと思っております。このような制度の問題や不安点をこの場で樋髙町長に質問いたしますので、具体的で明快な答弁を求めます。 以上、2つの町民としての大きな課題と問題点について今回は質問をいたしますが、このような場で正式に取り上げ、やりとりすることが、町民への情報開示や説明責任でもあり、そして議員としての役割であると認識しております。詳細な質問は自席でさせていただきます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) おはようございます。大堂議員の行政改革について、行政組織の効率化という中で、男女共同参画社会形成への取り組みについてという質問に対して答弁いたします。 岡垣町第4次総合計画の中で、将来像の一つとして“~人に元気を~心が通う交流と文化のまち”を掲げ、その中で男女共同参画社会づくりを位置づけ、女性政策を総合行政で取り組むため企画政策室に担当を配置し、今年5月に「岡垣町男女共同参画社会づくりに向けた基本方針」を策定しました。その中で、男女共同参画社会の形成に向けて、 1.個人の人権を尊重したジェンダーフリーな社会づくり 2.男女がともに参画する地域社会づくり 3.男女がともに能力を発揮できる自立した生き方づくりという3つの課題を掲げ、その課題に取り組むためには、男女共同参画を推進する教育・学習の充実や、政策・方針決定の場への女性の参画推進、男女の仕事と家事・育児・介護との両立支援ができる施策等が必要となることを、基本方針の中でうたっています。 そうした施策を総合的かつ計画的に推進し、実行していくための基本計画につきましては、平成15年度中に住民の方にも参加していただき、策定するよう検討しております。具体的な行動計画や各施策の調整等が、はっきりとした形であらわれてきた段階では、その推進するための体制も検討しなければなりません。 平成14年度事業として、政策・方針決定の場への女性の参画ということで、9月に女性懇話会という名称を使って、公募による町内30歳代から60歳代の各年齢層、7名の女性だけによる委員会を設置し、男女共同参画社会に関する調査、検討を行っていただきます。ほとんどの方が町のいろいろな委員会等の参加経験がなく、懇話会を通じて経験を積みながら行政施策にかかわっていただくという、地域人材の掘り起こしも考えています。女性懇話会は、今後も継続した取り組みとして行っていきます。 この他、女性への相談対策の支援としては、ドメスティック・バイオレンスやセクシャルハラスメントなどの女性問題に対する相談窓口の設置を検討しています。町主催の事業で町民の方々が参加しやすい環境づくりとして、核兵器廃絶平和の町宣言事業での映画上映で、無料託児所を設置しました。啓発事業としましては、既にアンケート調査結果など特集を組みながらお知らせしておりますが、広報等を使いながら男女共同参画についての啓発も継続して行っていきます。来年3月には、町民の皆さんを対象とした講演会なども計画し、住民の意識の向上を図ります。 今後の事業展開は、基本計画策定などで具体化されますが、各種行政施策の総合調整、例えば教育現場での施策や子育て支援の施策等、それぞれがうまく連携しあえるような調整を行わなければなりません。 岡垣町は、基本方針をもとに、性別にかかわらず、個人としての尊厳が重んじられ、お互いに支え合いながら社会に参画し、生き生きとした暮らしを営むことができるまちづくりを目指します。 次に、住民基本台帳ネットワークの運用でございます。 最初に、住民の方々への理解活動についてということでお答えをさせていただきます。 住民の方に住民ネットワークについて、御理解をしていただくために、平成14年7月25日付広報で周知するとともに、町の各公共施設の窓口に広報用パンフレットを置き、さらに全世帯に住民票コード決定通知書を通知する際、パンフレットを同封して周知を図ってまいりました。また、住民の方の問い合わせに対しては、御理解していただけるような丁重な対応を行ってまいりました。 次に、住民と自治体とのメリットについてでございます。 住民基本台帳ネットワークは、4情報(氏名・生年月日・性別・住所)と住民票コードとこれらの変更情報による本人確認情報により、全国共通の本人確認を可能するもので、申請・届出の際の住民票の添付及び年金受給者の現況届などの省略が可能となり、また全国どこでも住民票がとれる広域交付など、住民の利便性が向上されます。 自治体にとりましても、通信回線を使用した、転入届受理の際の転出データ受信異動通知書の送受信などによる入力業務及び通知業務の軽減、申請・届け出時の住民票の添付確認軽減等があります。 次に、個人情報の保護についてでございます。 制度面では、都道府県・指定情報処理機関の保有情報を氏名・生年月日・性別・住所・住民票コード・これらの変更情報(本人確認情報)に限定され、提供を受ける行政機関の範囲や利用目的が具体的に限定され、目的外利用が禁止されています。市町村・都道府県・指定情報処理機関、国などの本人確認情報の提供を受ける機関の操作員に守秘義務を課し、刑罰が加重されています。また、民間に対しても罰則規定が設けられています。 ハード面では、ほかからの通信を排除した安全性の高い専用回線を使用し、暗号化された本人確認情報を送受信します。職員が本人確認情報を使用する際は、従事職員個々に支給された操作者用ICカードと暗証番号が必要となり、なりすましを防止すると同時に操作員の操作履歴を管理しています。 運用面では、住民票交付請求の際、本人及びその同居家族が請求した場合のみ住民票コード入りの住民票が発行できますが、その際、使用目的・提出先を聞き、住民票コードが使用できない部署に提出する場合は、納得していただいた上で、住民票コードの記載を省略して、交付しています。 4番目に、今後の推進事業でございます。 平成15年8月から開始されるサービスとして、本人希望により住民票カードが発行され、転入届時の前住所発行の転出証明書添付が省略されます。写真つきの住民票カード身分証明書としても使用することができます。 また、住民票が全国どこからでも交付可能な住民票広域交付が始まります。 次に、町民の方々のクレームに対する対応でございます。 電話でのクレームに対しては、御理解いただけるよう丁重な対応を行ってまいりましたが、個人保護法が可決していない等の理由により、住民票コード決定通知書受取拒否が6世帯15名ほど発生いたしました。受取拒否者につきましては、預かり保管として、プライバシーを確保した厳重な保管をし、御本人が必要と認められたときに返却できる処理をいたしております。 また、住民票コードの変更依頼が4件ほどあり、御本人が納得される番号に変更した経過があります。 以上この場でお答えいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) この男女共同参画社会基本法というのは、前、平成11年6月に施行されたわけですが、これによって、国の役割、県の役割、町の役割、それぞれ掲げられております。特に今回は、町としての役割について基本的に質疑をさせていただきたいと思います。 まず、基本的なことでございますが、樋髙町長は男女共同参画社会とはどういう社会であるというような認識を持っておられますか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 男女共同参画社会の基本理念と私の考え方というような話でございますが、大きく分けまして、現在国の方で定めておられます基本理念につきましては、5つの大きなキーワードがあろうかと思っております。男女が差別なく、取り扱いを受けなく、男女の人権が尊重される、そういう社会であり、また、社会の制度、慣行が、男女の社会における活動の選択に及ぼす影響をなるだけ中立的にするというような考え。そしてまた、あらゆる社会の中で、計画立案の中に男女が共同して参画する社会、そういう社会。それからまた、家族が構成する男女の協力と支援の中で、家庭生活の中でもその共同の活動していく、両立できるものにするというようなこと。また、国際的な協調の中で、そういう基本理念を定めております。 岡垣町でも、私もこの理念に基づきまして、岡垣町の基本理念、国の基本理念、また県の基本理念を参考にしながら、私どもとしては、岡垣町も男女共同参画社会への成立形成に向けて、今後いろいろな施策を検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) ちょっと答弁の時間が大分長くなりましたので、できるだけ答弁については単純、明快によろしくお願いします。 それから、2つ目の質問ですが、なぜこの法律をつくって、今後施策を行う必要があるというふうに考えておられますですか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 戦後いろいろな施策の中で、日本の社会も大きく動いて、また世界とともに動いておるわけでございます。大変男女の少子、高齢化という社会の中で、今後現実の中で、今後岡垣町、また社会をつくっていく中では、そういう男女の基本的な考え方を十分に認識していかないと、社会そのものも存立が危うい、というような言葉が適切かどうかちょっと私自身あれですけども、非常に厳しい社会情勢になってきた。そういうことを受けて、男女とものそういうふうな意識を持った社会をつくっていかねばならないというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) この法の理念が、男女共同参画社会実現のために、また、これに対する積極的な改善を行うために、措置ですね、このような法律はこの2つのポイントが敷かれておるわけですが、そういうことで、法の理念、国の責任、地方公共団体の責務と、このようにこうなってるわけですが。それでは、具体的に岡垣町で、町長、選挙のとき、ここに公約書を持っておりますが、女性企画室を新設するんだというような公約がありましたことは御記憶のとおりだろうと思いますが、なぜ平成13年6月に役場の大機構が行われました。そのとき、室の設置、もしくは譲りましても係の設置、そういう実現ができなかったんでしょうか、その理由をお答えいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 昨年6月の4日に機構改革をやったわけでございます。私も選挙の中で、男女共同参画社会へ向けての町の方針等について、当選いたしました後には、そういう方向でということで公約に掲げておりましたし、6月4日の機構改革の中で女性担当、係は設置はいたさせていただきました。その中で、男女共同参画社会へ向けての基本調査、そういうふうないろいろな基礎調査はなされておりませんでしたので、係を中心に昨年、ことしにかけまして、岡垣町における男女共同参画社会へ向けての基本方針、そして調査のもとに基本方針を設定をいたして、5月に作成をさせていただいたわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。
    ◆議員(大堂圏治君) 公約とは非常に重たいものでごさいまして、私はあの機構の改革のとき、樋髙町長は必ずこのことは実現されるような組織をつくるだろうという大きな期待をしておりました。これは私だけじゃないと思います。恐らく町民、特に女性の方はそのような機会があったと思います。できたものは、企画調整室の中に担当者女性1名というのが結果でございましたですね。これで本当に男女共同参画社会の実現ができるのかというような心配をしております。これはまた後ほど、今後の町の取り組みについては質問をいたします。 それで、ここに岡垣町における男女共同参画社会をどう進めてきたかという資料を町の方からもらいまして、いただいております。岡垣町では、1つ、13年6月、女性政策担当を設置しましたと。担当をですね。2つ、町内に男女共同参画社会づくりに向けた基本方針策定プロジェクトチームを結成しました。3つ目、14年5月、岡垣町男女共同参画社会づくりに向けた基本方針ができましたと、こうなっています。それから、14年8月、先ほどの報告にありましたように、女性懇話会の委員が設置されましたと。これは、大方この課題に対する今までの岡垣町の取り組みじゃなかろうかと、私こう一元的に思っておりますが。このことを踏まえて、県レベルで考えて、客観的に見て、岡垣町の取り組みが、ほかの市町村と比べてどのようなレベルにあるというふうに認識されておりますですか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 岡垣町以外の各県下の状況等につきましては、私どもの近隣でございます福間町が大変進んだ男女共同参画社会に向けての施策をなされております。そういう先進的な場所につきましても、私どもプロジェクトチームもたびたび研修をさせていただいております。岡垣、福岡県の中で、私といたしましては、現時点では中間ぐらいかなというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 今答弁の中で中間ぐらいかなと。県下に97の市町村がございますが、何を基準にして中間ぐらいであろうというようなお考え、見解でございましょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 県の方でもそういうふうな調査と申しますか、研修等で行っております。それの職員の報告等を聞きますと、まだそういうふうな係のないとこもあるし、また、進んだところは、男女共同参画社会の基本理念に基づきまして条例もできたとこもございます。そういうことで、職員、そして県のいろいろな広報等を見ますと、今言いましたような中間ぐらいかなと、これは私の個人私見と申しますか、個人的な考えでございます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 町長はそのように考えておられるかもしれませんが、私は非常におくれとると思います。これは、平成、先ほど11年法律ができましたと、積極的にほかの市町村は取り組んでいます。大きな町については、市については室を設け、課を設け、町村においても係をつくり、相当進んでいます、私の調査によりますとですね。だから、その辺が町長の見解、もう一度客観的に評価をしていただきたいと、こう思います。 それから、先ほど説明の中で、プロジェクトチームを町内につくったということ報告ございましたが、このチームの役割等について若干質問します。簡単にお答え、単純にお答えいただきたい。 まず、メンバーの構成、その機能的な役割、どれぐらいの会議をされたのか。そして、策定がなされました、その役割はどうなのか。その辺の、このチームの動きについて簡単に報告いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) プロジェクトチームのメンバーにつきましては、課長、それから係長、課長補佐、主査を含めまして、事務局は企画政策室の方でさせていただき、昨年の7月の30日から本年の3月29日まで約13回にわたりまして、意識調査から、それからいろいろな取り組みについて、13回の会合と。そして、メンバーは住民課の課長、吉田課長をチーフに5名と事務局に企画政策室でやった、そういうふうなプロジェクトチームでございます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 庁内のプロジェクトチームですので、限られた行動になろうかと思うんですが、私らこういうことを、こういう問題に、課題に挑戦する場合は、やっぱり町民の力をできるだけ、常々町長が言っておるように、企画段階から、参画の段階から町民参加を得て、このようなものに取り組んでいくという姿勢が非常に大事なことだと私は思ってるんですよね。そのために、町長、スローガンの中で町民と行政との協働だと常々言っておられるわけですから、こういう中から恐らく素案的な企画のもとになるだろうというと思うんですがね、そういう中でプロジェクトチームというものもそうあるべきじゃないかと、このように私は思ってるところでございます。 それから、1番新しいニュースで、女性懇話会を作成したというような報告がありまして、私もここにメンバー表持っております。7名の方。非常に今までにいろんなしがらみのない、新しい方を選んだというようなことのちょっと報告がありましたがですね。まず、この懇話会のメンバーの数、募集の方法、それから選考の基準、そしてこの懇話会に何を期待するのか、役割ですよね、その辺簡単に御説明いただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 女性懇話会の7名の方の公募の趣旨でございます。委員の中には各種──町が委員会をいろいろと設置する中には、学識経験者や各種団体の委員さんとか、また、一定の経験を有した方の参加をお願いするようなケースが多々あるわけでございますが、今回はそうした政策決定の場へ参画の経験がない、ほとんどの方を公募いたしたわけでございます。その意味は、女性の社会参加を促すということと、地域からの人材の発掘と、そして育成も図ることが、男女共同参画社会を進める上でも重要なことではないかなというようなことで、今回の女性懇話会の委員の募集につきましては、そういう形で公募をさせていただいたわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 今の質問の中で、そういう形で選考されましたと、恐らく大きな役割が課せられると思いますが、今後この課題を進めていく上で、この方々7名をどのように役割と責任を果たされていこうとしてるか、町として期待してるのか、それへのお答えがなかったようですが、その辺もう一度お願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど冒頭で申し上げましたように、委員会につきましては男女共同参画社会への調査検討でございます。そういうことで積み上げながら、今後女性相談対策とか、そういう窓口の検討をしていきたいというふうに思って、懇話会の経験も私は大きな積み重ねが大きな経験になり、岡垣町の男女共同参画社会へ向けての大きな支柱と申しますか、柱になっていただけるというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 十分満足をいたしませんが、次の質問に移ります。 現状把握ということで、意識調査をされておりますですね。これは、ここに資料ございますが、住民を対象とした調査、そして職員、役場の職員に対する意識調査、住民に対しては、14年の1月、1,000名を対象にして、回収率が52.5%だったと。職員につきましては、13年の10月、全職員228名、回収率98.3%と。職員の回収率の高さに、それなりの意識の高さがうかがえるわけですが。その結果は、この資料にまとめられております。やっぱりこういう形でこの問題の現状を把握するという意味で、こういう意識調査というのは非常に大きな役割を果たすわけですよね。そういう意味で、私も非常に関心を持ってこの結果を見させていただきました。 1つの例を申し上げます。1つの申し上げますと、男女共同参画社会に大切なことはという設問がありまして、その中に、男性自身の意識を改めることが大事だというのが40.2%占めてます。それから、子どものときから平等意識を育てる、このようになってますね、これが37%。これは、まさしく男女の問題、ひいては人権の問題ですよね。この辺は現状あらわしてると思います。 それから、大変今言葉の中でありましたドメスティック・バイオレンスについてという設問があります。驚きました。身近に暴力を受けた人がいるという調査の中で、女性14.7%、男性10.7%、全体で13.1%占めてるんですね。これは非常に驚くべき数字ですね。非常にDVだとか、今テレビでも言われておりますが、こういう数字がやっぱあるんです、現実的にね。 それとか、老後の不安をどう思ってますか、これ質問されたと思うんですが、自分や配偶者が寝たきりになったり、痴呆症になったときのこと、これは一番心配だというような、これは75.2%占めてますね。まさしくこれは女性だけの問題じゃないんですよね。福祉の問題であろうし、高齢化対策の問題であるわけですから、この辺がグラフが如実に物語っとるんじゃないでしょうかね。 それから、女性が職業を持ち続ける上での障害はなんですかと、この設問に対して、仕事と家庭が両立できる制度が整ってない、これが49.9%。家事、育児、介護の家族の協力が不十分であるというのが33%ですね。これはまさしく、これの裏返しは子育て支援であろうし、男女問題であろうし、労働問題ですよね、もしくは、もう社会問題ですよね。 だから、私はさっきから言ってるように、この男女参画社会の課題、この取り組みというのは、まさしく男女の問題だったんですね。ひいては町の重要な施策なんですね。そのように思いますが、町長、今の私の説明の中で見解があれば答えていただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も基本調査の結果につきましても勉強会の中で十分読ませていただいております。その中で、今大堂議員が言われましたような、私どものなかなか見えにくかった問題等が、非常に大きな課題になりつつあるなと。特にドメスティック・バイオレンスとかいう問題につきましては、私どもなかなか表から非常に見えにくい問題でございます。そういうところについて、改めて認識と申しますか、こういう世の中がいろいろと変わりつつあるというような認識をいたしております。そういうことで、私どもとしてもこういう問題につきまして、総合行政の中でしていくべきだというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) このアンケートの結果は、非常に重要視せないかんと思います。国も、この施行を進めていく上で、地方公共団体の役割ちゅうのを明確にしてます。地域の特徴を生かした施策を展開していきなさいと、こうなってるんですよね。これ、このアンケートをまとめた担当課長で結構ですが、この結果から岡垣町独自の特性というものがうかがわれれば、この点を簡単にお答えいただきたいと思います。なければないで結構です。 ○議長(大森忠勝君) 宮内企画政策室長。 ◎企画政策室長(宮内實生君) 岡垣町の特性というのは、現状では把握しきれておりません。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) この法律が、言ってるように、地域は地域の特性があるわけですね。そういう意味で、恐らくこのグラフに見えないものもいっぱいありますので、今後の推進対策の中では、どうかその辺も見つけ出してほしいと思っております。 それから、町の審議会、女性の登用率がよく指標として言われます。岡垣町の目標と現在の実績をお答えください。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 当町における、岡垣町における男女の登用率につきましては、平成14年の5月に全県下で調査があったわけでございます。岡垣町では23.1%でございます。それで、市レベル、ほかの町いろいろございますけども、岡垣町につきましては23.1%という状況でございます。目標といたしましては、私どもは平成17年度を30%というような計画目標を掲げております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 97の市町村の中で平均が18%ですね。だから、先ほど、この数字でだけは、町長の言われる真ん中ぐらいかなちゅうのは、この数字からはうかがえるわけですけどね。福間町は4万2,000ぐらいの人口だと思いますが、私ちょっと行ってきました勉強に、福間町にですね。この問題について、どういう取り組みをしてるのか、先日行ってまいりました。あそこは34%ということで、県下1ですよね。それで、どこがこう違うのかということを、私この前、勉強の中でわかりました。それは、きちんとした組織体制ができとるんですね、この取り組みに対する体制ができとる。それと、条例ができとるんですよ、条例が。これ13年12月で制定しとるんです。これ大事なことですよね。それと、宣言もしてるんです。こういうことで、男女共同参画社会宣言だとか、条例の制定とか、今後どのように考えておられますか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 現在、昨年、平成13年度、ちょっと14年度に入りましたけども、基本方針をつくり、そしてまた、いろいろな懇話会の方々、そしてまた、町民の方々のいろいろな御意見をいただきながら、私どもとしても平成15年度に向けて基本、男女共同参画社会への条例についても、十分それを視野に入れた施策を持っていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 6月の29日、宗像のユリックスで男女共同参画シンポジウムがありましたね。私、町長誘って行きました。基調講演は、北九州ムーブの所長であった三隅さんの基調講演があり、パネルディスカッションでは、林田スマさんがコーディネーターとして、4人のパネラーが熱心な討議がありましたですね。資料ももらってきたと思います。町長ももらわれたと思いますが。そのとき参加されて、町長どのように、ほかの市町村、特に近辺の市ですが、簡単で結構ですから感想を、そのとき参加された感想はいかが感じられましたか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 6月の29日に、大堂議員と一緒にユリックスの大会議場に参ったわけでございますが、非常に私もこういう大きな盛り上がりと申しますか、そういう状況にあるなと思いながら行きましたけども、非常に男性の参画が少なく、女性中心とは申しませんけども、非常に男性の参画が少なかったなというふうに思って、まだまだ宗像市でも大変力を入れられております。私どもも今後力を入れて政策の中に反映をさせていかねばなりませんが、なかなか意識がそこまでついていってないなというふうな感じを受けたわけでございます。今後、いろいろな施策、そして意識、PR等を含めて、今後大きな、町政の大きな柱にしていくべきだというふうには思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 最後になりますが、私はこの課題の取り組みについて、提案を含めていたしますので、総括的な答弁で結構です。基本方針が5月にできました。これは一つの理念でございますよね。これから実施計画、あの基本計画ですね、中長期の基本計画、そして具体的な単年度の実施計画、この辺の整理を急がないかんというように思うんですね。 それから2つ目は、組織を充実せないかんのですね。それが町の姿勢の一つなんですよ。たった1人の女性担当者じゃ何もできないと思うんですね。だから、今後機会がありましたら、どうか役所の組織を充実をしていくちゅうこと。 それともう一つは、住民との協働でこの問題は取り上げていくということ。一つの社会運動なんです、これは。現代意識の解消なんか、まさしくこれ社会運動なんです。 それともう一つは、取り組みをスピードアップせないかん。その辺が1つ。それと、先ほど言った、条例化を急ぐべきだろうと思います。 それと、現実的な問題が1つあります。相談窓口というものを、専用の建物をつくれば大変なことです。とりあえず今ある施設、いこいの里だとか、サンリーアイの中で、女性のこの問題というのは非常にデリケートなことがありますので、日ごろ気軽に行けるような、そういう場所を使った窓口あたりを設置していくということは大事だろうと思います。それらについて、私の見解でもありますが、町長、どのように考えておられますか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も基本方針を策定し、そして、今年度は女性の立場からいろいろな御意見をいただきながら、男女共同参画社会へ向けての施策を実らせていくわけでございますが、今後は広くそういう窓口業務等も課題の中に入っておりましたし、ほかの法律相談というものもあります。そこらあたりとの競合と申しますか、そういう問題もございますし、今後は総合行政の中で男女共同参画社会へ向けての形成に向けて、私どもとしても、先ほど申し上げましたように、町政の大きな時代の変化の中で、大きな施策として真剣に取り組んでいく所存でございますので、今後ともよろしくお願いしたいと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) そういうことで、せっかくいい先進地が宗像市あり、福間町にあるわけですから、いいものはまねていいわけですよね、追いつくということは非常に大事なことですので。 それと、私ども総務常任委員会で鹿児島市に行ってまいりました。鹿児島は56万ぐらいの人口で、すばらしい努力をしてます。鹿児島といったら、恐らく男女差別が強くて、そういう意識があろうかと思います。それをはね返すパワーが市政にあるんですね。感じられました。こういう事例も、報告書、我々も勉強してきております。どうか積極的に取り組んでいただきたいと思います。 この問題については、これで打ち切ります。 じゃ住基ネットについて質問をいたします。 ポスターがございますね、これ。役所、いろんな公共施設に書いてあります。これのスローガンに、住民サービスの向上と行政の効率化を推進する3つのポイントの1つに、ネットワーク、電子政府、自治体の基盤づくり。それから、行政手続の省力化を図るんだと。3つ目、ネットワークシステムは制度面、技術面及び運用面など、あらゆる面で個人情報の保護の万全の策を講じると。これは総務省住民基本台帳ネットワークシステム推進協議会が出したポスターに、こう書かれてるんですね。本当にこのようになっとるか、私は検証をしてみたいと思います。 町長、この今のポイントの中に、メリットというのは、効果というのがあろうと思います。国民にとってメリットというのはどういうものがあるか、簡単に例を挙げて説明いただけます。もう一つ、じゃ行政にとってどのようなメリットがあるのか、これもできるだけ簡単にお答えいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 住民基本台帳における住民と自治体とのメリットにつきましては、先ほど申し上げましたように、4情報と住民票コードとこれらの変更──本人確認情報により、全国共通の本人確認情報、本人確認を可能とするということで、申請届け出の際の住民票の添付または年金受給者については現況届けが省略されるというようなこと、また、全国どこでも広域的に住民票がとれるというようなことで利便性も図られておるわけでございます。また、自治体につきましても、通信回線を使用した転入届受理の際の転出データの受信とか、異動通知書の送受信について申請届け出時の住民票の添付が省略されると申しますか、軽減されるというような、住民、そしてまた自治体にとりましても、電子行政の中で軽減、利用メリットがあるというふうに私どもは思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 住民のサービスが向上する、具体的には、93項目ぐらいの手続が不要になってくるというような、こうなってるようですよね。ただ、我々国民が一番関心持ってるパスポートだとか、運転免許証、これ取得に役立たないんですよね。本人確認ができないんです、これは。なぜかというと、本籍が載ってないからです。だから、こういう問題点もいっぱいあるということを言うときたいんですが。そういう意味で、本当に93の手続が不要になっていくまでは、まだ相当かかろうかと思いますが、このようなことも検証しながら、私は、これは岡垣町報ですね、7月の25日号です。この中に、4ページ、5ページにわたって、このネットワークシステムについての住民への広報がなされています。この中に書いてます。変更のこともできると細かく書いてますね。だから、私はこれでこの住民に対する問題意識やら、不安、いろいろあります。そのことに対して、これで十分だと思ってるのか、それともまだまだ今後の住民に対する理解活動、問題点の解消あたりが必要だと思ってるか、その辺のお答えをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 特に今年7月の25日の広報でお知らせいたしまして、8月5日からこの業務が始まっておるわけでございます。まだスタートして間もなく、まだまだ住民の方々には、一応通知書は行きましたけども、理解については、まだまだPRのすることも必要じゃないかと思っておりますし、また、来年の8月からは、本当にそういうふうな本使用というふうになりますと、住民の方々に再度またPR等をしていかねばならないというふうには思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 今一番、このシステムで一番不安に思ってるのは、情報が漏えい化されるんじゃないかと、情報の漏えいですよね。それと、背番号11けたつけられて、国民がすべて一元管理されるんじゃないだろうかとか、このような心配を町民の皆さん方思ってるわけですね。そして、住民コードを通知されて、住民から具体的なクレームがあったり、返納があったりという報告があったとおりであろうと。恐らくまだまだ具体的な行動にとらなくても、町民の皆さん方、非常に不安を持っておられると思うんですね。ひとつ一番問題点は情報の漏えいで、この回線は専用回線であるというふうになってますね。簡単にほかの情報のアクセスができないというように説明がなされています。じゃハード的にどうなってるのか、これ情報担当課長でも結構ですが、お答えいただきたい。 ○議長(大森忠勝君) 土田情報推進課長。 ◎情報推進課長(土田和信君) 今お尋ねのハードの部分でございますけれども、本町については、これホストコンピューター、こちらの方から、現実問題としましてはサブシステムの方に情報を移しまして、その中で今度は外からの外部の進入がないようにファイアーオールを設置しております。なおかつ、その後に県からやりとりをやりますコミュニケーションサーバーの方に移動させまして、それから県、全国センターの方にデータを移動させるということで、うちの方については、他町と違いまして、二重のそのようなファイアーオール関係をやっておるのが現実でございます。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 岡垣町は恐らく行政で電子化が進んでおる方だろうというように私は認識をしてるわけですが、町長もそのように御認識かどうか、まずそれとですね。これは違った角度で申しわけないんですが、選挙を電子投票やるという話が出てます。岡山県で非常にやりまして結果がよかったと。非常に成果が大きいと。中津、大分県の中津でも、もうやろうというように決めてます。福岡県でもそれぞれ取り組んでいます。本町で電子化が進んでることは私も認めますが、そういう一つの成果として、来年の統一地方選挙、電子投票に取り組む気持ちがありますか、お答えいただきたい。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 岡山県の新見市で電子投票があり、それのいろいろの話題を呼んだわけでございます。岡垣町も、私自身も先輩方から情報の推進につきましては、大変福岡県の中でも大変進んだ町だというふうに思っておりますが、来年の地方選挙に電子投票の導入については、まだ私ども庁内の中でも検討をいたしておりませんので、今後研究に対してはしていきたいと思っておりますけど、決定は、来年4月のこれについては、ちょっと今のところ考えてはおりません。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) この法律が施行されるとき心配しましたのは、国民両方の保護条例、保護法案ですね、国ですから、これをつくるべきだったという、政府の方も反省をしとるようです。地方公共団体においては、条例化をつくって、そういう情報の保護をしていくんだということが大切なことだと思いますが、これを条例化するお気持ちがありますか、簡単にお答えいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 大変今回のネットワークシステムのこの件につきましては、個人法案がまだ可決されてないというようなことで、大変そのあたりが私どもとしても非常に納得と申しますか、非常に厳しいわけでございます。今後それの法律の制定とともに、岡垣町でも個人情報保護についての条例等はつくっていかねばならないというふうに私は思っております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) そういう条例も必要だと思います。積極的にその方向で進めていただきたいと思いますが、もう一つ大事なことは、この情報をセキュリティーということを考えたとき、町民の皆さんは、専門家を含めた町民の外部の監視委員会みたいなのが必要なんですね。これは行政に任せると。相入れれば行政不振、政府不振、政治不振というのが一つの流れでございますので、公平に、客観的に考えて監視する、外部の監視委員会を設置してるところがだんだんふえてきとるですね。長崎市がそうです、全国的な動きもこうですが。今後は、外部によるセキュリティー対策というものを考えていかないかんだろうと思います。 それともう一つは、この制度を使うとき、障害者だとか、子どもだとか、高齢者の方が、この制度に対してスムーズな運用ができるでしょうかね。だから、恐らく来年の8月、本格稼働までに、このようなきめの細かい、障害者、子ども、高齢者に対する、この制度が円滑に運用されるための施策も検討していただきたいというふうに思うんですが、いかがでございましょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) その問題につきましては、岡垣町だけじゃなく、全国的に大きな課題だというふうに思っております。これについても、十分私どもとして、8月の、来年の8月の施行についても検討していかねばならない大きな問題だというふうには認識をいたしております。 ○議長(大森忠勝君) 13番、大堂君。 ◆議員(大堂圏治君) 時間の制約で十分な質疑ができなかったんですが、このシステム、非常に新しいシステムでありますので、住民の問題点、不安、非常にたくさんの方が町民の皆さん方お持ちでございますので、どうかそのような問題点を解消し、不安を解消していく、これが町政の課題ですので、積極的に取り組んでいただきたいと思います。 今回は、行政改革の大きな課題である行政組織の効率化の中で掲げてる男女共同参画社会への形成、今や国民の重大関心になってる住民基本台帳ネットワークシステムの運用について取り上げましたが、行政の果たすべき役割と責任はますます大きくなります。町長として強いリーダーシップが求められております。町民の福祉向上と明るい町づくりに御努力され、時代のニーズを的確にとらえていただきますように、積極的なリーダーシップを求めて、私の一般質問は終わります。 ○議長(大森忠勝君) 以上で13番、大堂圏治君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩します。再開は10時50分の予定とします。午前10時36分休憩………………………………………………………………………………午前10時51分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開します。 2番、石井要祐君の発言を許します。2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 2番、石井要祐です。樋髙町長並びに安部教育長に対しまして一般質問いたします。 平成12年4月に地方分権一括法が施行され、各市町村においては、行政、議会ともども、個性豊かで活力に満ちた地域社会の実現に向けて懸命に努力しているところであります。長引く不況下の中で、岡垣町の将来を見据えた第4次総合計画がなされました。町としての財源確保において、人口増とともに期待できる新たな雇用をつくる商工業の振興についてが掲げられています。そこで、その施策体系についての適切な企業誘致の推進について、次に、商業団体の強化、育成についてにおける考え方をお聞きしたいところです。 まず1番目に、適切な企業誘致の推進についてでは、岡垣町における企業誘致の推進状況について、続いて、企業誘致の今後の推進計画とその対応についてをお尋ねいたします。 次に2番目は、商業団体の強化、育成についてでありますが、地元商業者に対しての対応を含めたアドバイザーであり、町内商工業者の育成においても主な柱であります岡垣町商工会と岡垣町とのかかわりと、その助成及び育成についてをお尋ねいたします。どうお考えかお尋ねいたします。 次に、役場関係機関における町内業者の取引参入について、行政としての基本的な考え方と今後の対応についてを、以上を樋髙町長より答弁をいただきたいところです。 次に、安部教育長には、11年の12月議会での一般質問において、町民の健康維持のためのスポーツの大切さとスポーツ振興の基盤整備について提言してまいりましたが、今日改革の兆しが見えません。 そこで今回は、地域住民の身近な地域スポーツの推進について、1、地域スポーツの推進体制、すなわち組織づくりについて。次に2番目に、岡垣町スポーツ振興審議会の設置についてを、私案の組織図をお配りさせていただいておりますが、組織図を示させていただいて、安部教育長よりの答弁をいただきたい。 あとは自席にて質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 石井議員の一般質問の最初の適切な企業誘致の推進について、岡垣町におけます企業誘致の推進状況についてお答えをさせていただきます。 岡垣町では、平成6年に産炭地域振興臨時措置法による指定地域が変更されるに当たり、旧来の「岡垣町工場誘致条例」を廃止し、地域産業の振興と雇用機会の拡大による町勢の発展に寄与することを目的とした「岡垣町企業誘致条例」を制定しました。この条例の適用を受けた企業は、平成7年に町内の移設が1件、平成9年に増設が1件となっています。一定の要件を満たした企業は、指定事業所として条例に基づく固定資産税の3年間の課税免除やその他の奨励措置を受けることができます。 地方交付税措置がある地域総合整備貸付資金制度による貸し付けを受けた事業所は、平成7年に医療法人が新規開設で1件、平成9年に製造業者が増設で1件あります。 昨年策定した第4次総合計画では、新たな雇用を創出するため、企業の誘致を図ることを掲げています。しかしながら、昨今の経済情勢は非常に厳しく、景気が大きく冷え込んでおり、企業の設備投資が進んでいないため、本町における企業誘致も進展していないのが現状です。 次に「企業誘致の今後の推進計画とその対応」についてお答えいたします。 第4次総合計画では、町の土地開発公社と連携し、北九州都市圏の経済動向を把握しながら、企業誘致計画を立て、安全で自然に優しい優良企業を誘致することを施策として掲げています。 岡垣町では、糠塚地区内の約2.9ヘクタールの用地を企業立地に適した場所として、県企業立地課が発行する企業立地ガイドブックに掲載していますが、現在のところ具体的な引き合いの話はありません。先ほども申しましたとおり、現在の経済不況の中では、町内への企業進出は非常に厳しいものがありますが、今後もでき得る限り情報の収集と分析を行い、安全で自然に優しい優良企業の誘致に努めます。 次に、商業団体の強化・育成でございます。 町内業者の主柱であります商工会と岡垣町とのかかわりについて、その助成・育成についてお答えをさせていただきます。 現在岡垣町商工会には、法人・個人合わせて400以上の会員がおられ、商業活動を活発化させるための取り組みをなされております。岡垣町では、地域商業の振興を図るため、商工会に対し、指導員設置や事業活動に要する費用の一部を補助し、その活動を支援をいたしております。今後、中心市街地活性化計画に基づき、岡垣町商工会がTMO機関としての役割を担うべく、TMO構想の認定に向け、現在町の関係課と協議を行っているところでございます。町としましても、中心市街地における商業活性化の担い手として、商工会に大いなる期待を寄せております。また、商工会が取り組まれる商業振興に資する事業については、必要な支援を行いたいと考えております。 次に、役場関係機関における町内業者の商取引参入についての基本的な考え方と今後の対応についてお答えをいたします。 岡垣町では、物品及び役務の提供につきましても「公共工事等入札及び契約の適正化の促進に関する法律」に基づき、入札及び契約の過程、内容の透明性の確保、公正な競争の促進を図っております。 町との商取引を行う場合は、2年ごとに物品等供給契約入札参加資格審査申請を行ってもらい、登録業者資格を取得してもらっております。 現在の町内登録業者内訳ですが、物品納入業者が7社、役務業者(清掃管理等)が9社となっており、この業者の方々は、競争入札に参加できます。 岡垣町では、財務規則に基づき運用しておりますので、各担当課等で決定する予定価格80万円以下の物品納入につきましては、従来どおり地元業者育成の観点から、町内業者の方は登録の有無にかかわらず見積入札に参加していただいています。 登録制度についての、地元業者への周知方法は、郵送により手続の案内通知を出します。未登録業者の方へは、広報おかがき及び業界紙により案内しておりますし、なおまた、岡垣町商工会には、会員の方へ周知方のお願いをしております。 以上この場でお答えをいたしまして、後は自席にて質問を受けながら答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 地域スポーツの推進について、まず、地域スポーツの推進体制についてお答えいたします。 地域スポーツの推進を図ることは、運動やスポーツの実践によって、心身の健康や生きがいそして欲求の充足など個人的な利益や地域社会の形成、青少年の健全育成など社会的な便益も得ることができると言われています。そういった効果を上げるためには、町と体育協会・体育指導員、地域の体育委員などの推進体制に係る組織のあり方が、要であります。 現状としては、体育協会が今年度から独立し、自主的な運営が図られたことは、地域スポーツの振興にとって望ましい形となりました。議員が作成された私案を見せていただきましたが、組織体制については、御承知のとおり論議はまだまだこれからであります。 今後の取り組みとしては、体育指導委員会を中心に意見等を重ね、現在ある組織体制を活用し、課題等について「岡垣町における地域スポーツの振興計画の報告書」等を参考にしながら、必要に応じて考えていきたいと思います。 (2)岡垣町スポーツ振興審議会の設置についてでありますが、(1)の質問と関係するところで、議員の案では、今後の推進体制の中で、スポーツ振興審議会を組織の中心に設置し、生涯スポーツの推進を図ってはという提案と思います。 この組織図を見て、一つの考え方ではありますが、町内には既存のたくさんの組織があります。地域スポーツの振興に係る審議会の役目としては、体育指導委員会を主体に、自治公民館長や校区育成会等の現組織を生かしながら、地域スポーツの振興を図ることが、できると考えます。 特に、この体育指導委員の職務は、町民に対し、スポーツ振興のためにスポーツの実技の指導助言を行うことを目的に設置されたものであり、ニュースポーツの提案やスポーツ教室の開催などを取り組みながら、スポーツへの関心を促していけると思います。 これらを進めるには、地域の自主性が大切であります。町内には自治区の体育委員制度があり、現在のところその活動には改善すべき課題はありますが、体育指導員等と協議しながら進めていきたいと思います。そのため、設置については、郡内の状況も確認しましたが、設置の予定はないようであります。岡垣町においても、審議会を設置することは、今のところ考えてはおりません。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) まず、適切な企業誘致の推進についてお尋ねいたします。 適切な企業誘致とはどのような企業を考えてあるのか。また、安全で自然に優しい優良企業の誘致を図るともあります。どんな企業体を考えられておるかをお尋ねしたいと思います。また、その誘致場所はどこを考えてあるか。 以上を町長にお尋ねいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど石井議員の適切なる企業誘致の推進と、そして安全で自然で優しい優良な企業ということでございますが、安全で、先に安全で優しいというような企業につきましては、自然に優しい、公害の発生がなく、町民の生活環境と、それから岡垣町の自然環境に影響を及ぼさないと、そういうふうな私は企業を指して言っておるわけでございます。 そしてまた、優良な企業というのにつきましては、本町の企業誘致条例や地域総合整備資金の貸付資金制度が適用を受ける企業ということで、一定以上の雇用と徴税の確保が図られる企業というふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) なかなか言葉としては美しいわけですけれども、確かに環境に優しいということに、自然に優しい、また、その内容もいい企業だと、こうなると、なかなか難しい面もあると思いますが。実際に岡垣町で自然を破壊するような企業では、もちろん町民も喜びませんけれども、先ほど述べましたように、企業に対しての雇用というのは密接な、しかも、これは財源確保では随分町のためになるという企業誘致、これについてそれほど、今の社会ですから十分な規制もある程度なされておる中で、それほど締めつけたような、決めつけたような考え方で誘致工場が見つかるものでしょうか、その点ちょっとお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど述べましたように、大変な経済不況の中で、企業誘致ということについては非常に厳しい問題がございます。設備投資、そしてリストラのいろいろな関係で、会社として、企業として、現在外に出ていくというのではなく、内部の方を締めていくような傾向に多分にあるわけでございまして、大変その中で企業誘致ということについては、なおかつまた、岡垣町にとりましても、住民の方々に不安を抱かせないような、そして環境を破壊しないような企業というふうになりますと、非常に大きな課題でございます。今後景気の回復等はどのような道順でなるかについては、まだまだ国の方の経済政策等がはっきり定まっておりません。その中で企業活動をされ、そして企業誘致に結びつくということについては、非常に難しい問題がございますが、岡垣町としては、糠塚地区の工業団地を企業誘致に向けての受け皿としてあるわけ、県の方もそういうふうにパンフレットに載せておりますが、なかなか厳しいというのが実情でございます。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) なかなか大変だとは十分私も認識しておるわけですが、また、この企業誘致に対しましては、企業誘致条例というのがつくられておるということで、この企業誘致については土地購入企業しか適応を受けられないということも書いてありますが、そこで、条例の見直しなどを検討される必要があるとも書いてありましたが、そのような条例の見直しなどは検討されているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 企業誘致条例の見直しというふうなことについては、まだまだ検討はいたしておりませんが、他町に実際起こったわけでございますが、先に工場誘致をするための先行投資と申しますか、そういうことによって、町財政の非常に逼迫した現況もあったわけでございます。そういうことも含めまして、現在岡垣町では企業誘致条例の改正と申しますか、これについてはまだ、そこまで検討はいたしておりません。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 今の実情をお聞きしたわけですが、それでは、先ほどから、この長引く不況ということは十分認識しております。しかしながら、将来を考えていく中で、それではこの企業誘致をこうして掲げてある中で、じゃ課内にプロジェクト的な考え方、まずはそのようなことを真剣に考えていこうというプロジェクト的なものが考えてあるものか。 それからまた、先ほどの回答をいただきました中では、県の作成された、いわゆる企業立地課の発行のガイド活用で広報しておるということも先ほど回答があったわけですけれども、まずは、それに加えて、これは情報収集などの意味も含めて、地元選出の代議士等の働きかけとか、情報収集等の必要もあるかと思いますが、その件はどうなっておりましたでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も企業誘致については、工場として、先ほど述べましたように、企業の中でも選別と申しますか、環境とか、そういうふうなことを考慮いたしまして、個人的にはいろいろなとことそういう話も出た、議員さんも含めまして出たことはございます。大手企業の頭脳集団と申しますか、そういう設計とか、そういうふうな会社あたりが、岡垣町の、私は南側の場所に、非常に駅から近いし、そういうとこの中にもそういうふうな設計とか、それからそういうふうな考える集団と申しますか、そういう方々の大手の会社あたりにも話は出たことはございますけど、まだまだ土地そのものがまだ今JR、下のアンダーの関係で、まだまだ進んでおりません。そういうことで、個人的には話は出ましたけども、まだ具体的にどうのこうのというところまでいっておりません。努力はいたしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 努力をというお言葉いただきました。さきにも述べましたように、町財政の財源確保または雇用という一つの大きな意味のありますこの企業誘致の推進については、また今後も真剣に取り組んでいただきます努力を期待いたします。そこで、先ほどのお答えを町長の決意という形でお聞きしておきます。 また次に、基本計画のもう一つの施策体系であります、商業団体の強化、育成についてでは、町長はどのような団体の強化、育成を考えられているか、まずお尋ねいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 商業団体の組織団体、そしてまた、法人組織ということでございますが、私は商業団体とは商工会や商業組合、商店街組合を指しておりますし、法人組織ということにつきましては、中心市街地活性化基本計画にありますとおり、民間の方々による町づくり会社等を、私としては想定をいたしておる次第でございます。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 町づくり会社、その基盤となる商工会、この商工会とはどのような団体であるか、まず大変失礼な聞き方かもわかりませんが、町長の認識をお尋ねしたいと思います。商工会とはどのような団体なのか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。
    ◎町長(樋髙龍治君) 商工会は商工業者の団体でございます。協同組合組織ではございますけども、公益法人に近い団体でございまして、岡垣町の商工業の振興と発展に資する団体というふうに、公的な面も多分に、非常に強い団体でございます。そういうことで、法人、個人の会員を含めて400名の方々が現在組織化され、岡垣町の商工行政についても大きな一翼を担っておる、私どもとしては非常に信頼に値する団体だというふうに認識をいたしております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 今回答ありましたような団体ということで、もう一つ言えば、この商工会は、戦後の厳しい中で商工業者が立ち上がり、国の施策の中で今日あるわけですけれども、この商工会は、少なくとも補助金団体であるということになるわけです。財政としては、会員さんの会費また国、県、町の補助金、それから種々の共済事業、税務指導等の手数料収入ということで財政を賄っておるところですが、御承知のように、年々国、県よりの補助金が削減されて、その分が今現在では町の方に少しずつ負担がかかってきておるのが現状だと考えます。 従来からの保険会社等の倒産などで、実際には手数料収入の大幅な減が現実で、商工会の財政がかなり年々窮屈になっていることは、私どもも察知できる状況であるわけですが、その商工会が、今まで以上の新しい事業を行っていきたいけれども、なかなか今の財政では、どうしても事業をすれば、2分の1は自分の自己資金がいるというよなことで、なかなか苦慮しておるのが現状だと察知しておりますが。そこで、この厳しい商工会に対しまして、町として財源支援を検討してあるかどうか、ざっくばらんな財源支援といえば答えにくいかもわかりませんが、一応考え方の基本として、町として財源支援を検討の考えはあるかどうかをまずお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も平成12年まで商工会に運営に携わっておりました。その中で大変財政につきましては、厳しいことについては、十分承知はいたしております。岡垣町の商工業者のよりどころでございます。そういうことで、町からも財政支援については、もう過去から大変御支援をいただいておりますが、現状でどうなっているかということで申し上げますと、現状では、商工会の職員の、指導員の職員の人件費の一部については補助をいたしておりますし、また、商工会が実施する諸事業についての費用の一部も補助をいたしております。 平成13年度の一番新しい、平成14年度もありますけども、13年度の予算の中でも、補正を含めまして経営指導員の設置補助として447万、そして事業費に412万3,000円、計859万3,000円を支出をいたしております。また、本年度も当初予算に経営指導員補助として505万5,000円、事業費として206万、そして6月補正につきましても、皆さん方にお諮りいたしまして240万の補助、事業補助をさせていただき、合計約940万ほどの補助金を本年は出す予定で、出しております。 そういうことで、商工会そのものにつきましても、私も大変財源には苦慮はいたしておりました。特に平成12年度には、千代田生命とか、協栄生命というような大きな保険会社が、商工会を自主財源の確保に頼ると申しますか、そういう保険事業をやっておった保険会社が倒産というようなことで、会員の方々の保険共済離れが起こりまして、その結果、現在大変そういうふうな補助金と申しますか、自分たちで自主財源が減っておるということは私十分承知しております。今後、私も事業等につきましての補助金については、岡垣町の商工会の会員の皆さん方の振興発展に資する事業については、先ほど述べましたように、補助等については十分に考えていきたいと思っていますが、自由に使える金と申しますか、そこらあたりについては、なかなか岡垣町においても、また、そういうふうなお金のあれはなかなか難しいと、言葉はちょっと、自由に使えるというような科目というような補助金というのはなかなか難しく、事業についての補助金については皆さん方に御理解いただき、助成を、そして商工会への支援は行っていきたいというふうには思っております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 今答弁のあったように、なかなかただ単な、いわゆる気安く出せるお金やないと、これは税金という意味でも十分私も認識するところですが。 これは、まず他町と比較すると、他町ということになると、なかなか地域性があるからあれですけれども、一応参考として、いわゆる近隣の町では、この地方交付税の分配方法、これにおいて、いわゆる実際に先ほど町長より御答弁がありましたように、商工業の振興費に対する当初予算の金額が少なくとも5,378万のうちにいろいろ内訳を話していただいたわけですけれども。 事実上、町職員の給与が1,430万ですか。それからまた、いわゆる商工会の経営指導員の補助金ということで505万5,000円ですか、そういうふうな人件費がほとんどかかっておるわけです。それからまた、町、いわゆる町制度融資あたりが3,000万という預託、これも実際の当初予算の中では、5,378万のうちにこの制度融資の預託金あたりも組み込んだ形の金額になっておるわけですが。 そこで、他町あたりは、経営改善普及事業の国、県の補助金の確定額の100分の30の額を補助金として提供しよるというところもあるわけで、これは一概に当町に当てはめることにはできない面もあると思いますけれども、そこで、岡垣町においては、岡垣町商工会補助金交付要綱というような、そういう要綱等があるものかどうかお尋ねしたいと思いますけど。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 補助金交付要綱につきましては、地域づくり課長の方から説明をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 渡辺地域づくり課長。 ◎地域づくり課長(渡辺一郎君) 今お尋ねの商工会に対するそういう補助金に関する要綱は、当町には定めておりません。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) やはり今後、いわゆる厳しい今の経済状況の中でありますけれども、地方分権化されていく地方にしては、そういうものもぜひ今後考えていただきたいということを御提案申し上げて。 次に、商工会の買い物駐車場が現在あるわけですけれども、この駐車場そのものが、今は残念ながら活用にはちょっと疑問があるかなというような状況ですが、この商工会の補助金という形ではなかなか難しい面もあるわけですけれども、この駐車場を整備して、商工会の直接な運営管理というような有料駐車場としての活用ができないものかどうか、これもちょっと町長の方で検討していただいていいのではないかと思いますが。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 有料駐車場としての活用でございますが、私現在、中心市街地活性化基本計画の中で、活性化の中で、そういう問題についてもぜひ検討はしていきたいなというふうには思っております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) ぜひとも前向きに考えていただきたいと思います。その点につきましては、また商工会とは今後とも密接な話をしていただきたいと希望いたします。 次に、本年度の補正予算の中で、商工会がお願いしましたプレミアつきの商品券につきましては、議会含めて町のお考えの中で、議会の賛成ということで、プレミアつきが200万の補助ということで実際今実施されておるわけですけれども、随分町民の方は喜ばれているということをお聞きするわけで、また今後とも前向きにお考えいただきたいと思います。 次に、役場関係機関の町内業者の商取引参入についての基本的な考え方と今後の対応について、先ほど、いわゆる担当課より詳しい今の現況について回答をいただいたわけですけれども、実際、地元業者の商取引参入についての現況は、随分やはり現況は厳しいものがあります。 それは、確かに商業者の努力も含めて、この努力がやや足りない面もあることは認めますが、実際には、そういう言ってもだめだなというあきらめの感が実際に見られるわけです。ところが、やはりこうして長引く不況下では、せめて地元役場関係に取り引きできないかと願う人は少なくないと思います。 そこでお聞きしますが、岡垣町では、物品の町内業者発注の基本方針なるもの、そういう一つの通知的な取り決めなんかが何かありましょうか。物品の町内業者発注の基本方針。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 町内業者の発注の基本方針ということにつきましては、関係機関も含めまして町と一緒の考えでございます。 詳しい内容につきましては、担当課長の方から説明をいたします。 ○議長(大森忠勝君) 小田管財課長。 ◎管財課長(小田勝人君) 町長が答弁いたしましたように、公共工事等の入札及び契約の適正化の促進に関する法律に基づいて、入札関係につきまして町内業者もそれの運用をしております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 先ほどの答弁の中で、今の地元業者の育成の観点から、町内業者の方は登録の有無にかかわらず見積入札に参加さしておると、これは実際にありがたいわけですが、中身としては、ほとんど町内業者というよりは問屋がいわゆる落札というような現況も否めない現実だと思います。 この件については、やはりもう少し商工会にも努力していただく必要があるわけですけれども、今、価格面につくよりも、損はしては納品を希望する業者はおりませんけれども、やはり損をしなければ地元の関係機関には納めたいなという業者は、私は大勢いられると思います。 そこで、できるだけ商工会通じてでも、また、いいアドバイスというよりは、ぜひやはり地元業者の希望の持てるような今後方法等も考えていただいて、どちらかちゅうと、私も町商工会にも問い合わせました。この回答には、岡垣町商工会では会員への周知方のお願いをしておりますということでしたが、残念ながら私が町商工会に聞いた範囲では、指名業者やら登録、資格審査、単価契約等の要領を得ていないようです。 ぜひ商工会との連携を密にしていただいて、会員指導ができればと願っておりますので、よろしくお願いしたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私どもも、町内業者の育成、支援ということについては大きな課題を持って、私どもも今後やらねばならない商工業の振興発展を図るための支援ということでは、やるべきだというふうに思っておりますが、いろいろと、最小の経費でもって最大の効果を上げるというような財政的な面もございます。そういうことについては、今後おのおののケース、ケースで、いろいろと検討はしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) よろしくお願いいたします。 次に、地域スポーツの推進について教育長にお尋ねしますが、まず、私がお配りさしていただいております私の私案でありますけれども、校区の体育振興会結成図、私案としてと、それから、地域(生涯)地域スポーツ振興組織図、これも私案として出さしていただいております。これにのっとって質問したいとは思っておりましたが。 ただいまいただきました答弁の中で、まず、順序はちょっと不同になりますけれども、このスポーツに対して、青少年の健全育成など社会的便宜を得ることができると言われておりますと、この青少年の健全育成のこのスポーツ、実際に今の現況を考えていただいて、この青少年対策は、実際にスポーツに対する青少年対策が、実際には、私はほとんど手についてない現況と思いますが、教育長はどのように考えられていますか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 青少年の健全育成にスポーツ、非常に私は密接な関係があると思います。例えば剣道、それから柔道、それから少年野球、それから少年サッカー等々、子どもたちが参加しているスポーツがたくさんございます。これもやはり体協の関係の理事の方が主に土曜日曜、あるいは多いのは週2回、あるいは3回も、いわゆる夜間、あるいは放課後指導していただいているわけでございますが。 その現状も、再三にわたって見せていただいております。はっきり申し上げますと、やはりそういうスポーツ関係の参加している子どもは非行がないということでございます。不登校がないということです。そういう点、あるいは、いろいろ精神的な健全育成といいますか、思いやりとか助け合いとか、そういう面について非常に効果があると思います。 その点、ボランティアとしてお世話している方々に対して、教育委員会は常に感謝の気持ちで対応をしている次第でございます。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 今、この青少年対策で、実際には対策として、実際に対策ということよりも、いわゆる好きな少年が好きなスポーツをするということについては今おっしゃったような形、ただそれは、できない子どもたちに対しての対策、これが、いわゆる大人の場合でも、競技団体等に入って少なくとも自分で受益者負担を前提にして活動をされておられる方は、自分なりの健康を含めて率先されて維持されておるわけですけれども。 やはり子どもも大人も含めてじゃあそれをどのように、それを、健康維持のためのスポーツに参加してもらうかということについて、私は、今の盲点的なものは、青少年の参加が少ないというところにあるんだろう。 そこで、実際にはやはり、そういう一つの長年、それなかなか手をつけられてないんです。そこをやはり何とかせないかないんじゃなかろうかと。そこで、いわゆる今回、地域スポーツの振興をということで取り上げてさしていただいたわけです。 そういうことで、また、いわゆる一応この回答の中で、スポーツ審議会を組織の中心に位置しという、位置し、生涯スポーツの推進を図ってはという提案と思いますと、ただ、私はちょっと違うんです。 といいますのは、岡垣町スポーツ振興審議会ということについては、当然このスポーツ振興審議会というのは、やはり教育委員会の諮問機関になるわけです。そして、結局やっぱり岡垣町のすべてのスポーツに対しての基本構想等を立てていく機関だと私は思いますが、いかがですか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 私、石井議員の提案について、ちょっと否定的な発言をしたわけでございますが、まず、審議会について、私、「仏つくって魂入らず」、そういうことわざがございますが、幾ら組織をつくっても、それが実働、あるいは活性化にならないと私は意味がないと思うわけです。 それで、今おっしゃる審議会は、石井議員がおっしゃるように諮問機関であると思います。しかしながら、これもまだ、前回も指摘されましたが、体協関係、あれも私ども総会等出席さしていただきますし、あるいは、いろんな行事にも参加しておりまして、そこで、いろいろ体協の、石井さんも役員の一人ですけね。いろいろ意見を出していただいておりますが、その意見が、本当に体育振興に対する意見というのは割と少のうございます。御承知のとおりです。 それから、石井さんは20年来長く体育指導員をしていらっしゃいます。その点、やはり体育指導員さんとの諮問ちいいますか、いろいろ、しょっちゅう会うんですけど、今後やはり、どのように岡垣町の体育振興に対してという御意見をお話し合う機会も少のうございました。また、もう一つの体育委員、各区にございます委員さん方のつながりも非常に希薄でございます。そして、三者の横のつながりもほとんどないという状態と私は判断します。 そういうことで、やはり私は、おっしゃる審議会をつくって、主にその三者が連携してできるものと思いますが、つくっても、私は、今の現状ではお気持ちが十分に教育委員会の方に伝わらないんじゃないかと。 それよりも、やはり一つ一つの、私は、長くなりますが、体育協会は非常に立派な活動をしています。それで、石井さんの入っている体育指導員の方々も、10名の方おられますが、非常に石井さんを中心に熱心にやっていただきます。そういうことを三者から一緒に代表者が集まって、そして、お話を聞く機会が私は設けなくちゃいけないんやないかと、そういうような考えを持ってます。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 今、教育長よりおっしゃっていただいた三者、教育委員会、体育協会、体育指導員、この三者で話し合っていくという、これは以前から言われた原則になるわけです。あえて言わしていただいたら、体育指導員は諮問機関ではありません。そこで、岡垣町の実際の教育委員会による社会教育行政の分野である社会体育活動についての補佐役という解釈を教育委員会もしてあるわけです。 しかし私は、その補佐役ということに別に反論はありませんけれども、実際に補佐役としての評価もありますけれども、校区体育振興会を中心とした組織、そこに掲げておりますが、この中心は、この校区体育振興会が中心に、地域スポーツのいわゆる発展については、ここが一番大事なところで、以前から申し上げておるところです。 これにも全く手つかずで、これに手がつけば、体育指導員も各地域に入って、少なくともスポーツに応じた振興の指導助言等の機会ができるわけです。 しかし今のまんまでは、いわゆる各区、入り込めないんです。実際には、その点は教育長はわかってあると思うんです。それを入って、しかもやはり前向きに考えていこうとすれば、私は、この校区の体育振興会が少なくとも大きな位置づけだということの考えで提案さしていただいております。 また、この校区体育振興会は、少なくとも町内事業所の方や町民の方総出でつくっていただいた地域スポーツのクラブをつくります。そして、このスポーツクラブそのものの中心に、少なくともその地域のスポーツ推進委員、この地域スポーツ推進委員というのは、現在の各区の体育委員さんなんです。 ところが再三申し上げますように、各体育委員さんは、随分やはり1年間の任期の方が多いわけですけれども、やっぱり役目として一生懸命で頑張っていただきよるのは確かだし、しかしながら、いわゆる体育指導員の方々が行政区の指導とあわせて、なかなかいわゆる多くのあれは実際には難しい面もあるわけです。 しかし、これを少なくとも、これは教育委員会か、スポーツ審議会ができれば、どちらかの任命になるわけですけれども、今のような区長さん任命の中の体育委員さん、頑張っていただいておりますけど、それ以上のことは頼めんでしょ、実際には。そこを何とか打破し、やはり関心のある方々によっての地域のスポーツ推進委員さんの必要があらせんでしょうか、その点どうお考えですか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 基本的には石井議員のお言葉に賛成でございます。問題は、今、体育委員さんは区から推薦を受けております。そして、実際いろんな場面に、町の体育行事に出ていただいて、主にサポート的なお仕事、そういうふうな機能でございます。 ところが、やはり体育委員さんの各区の位置づけちいいますか、私は、やはり公民館の中の一つのポストとして、いわゆる各区の体育の振興にリーダーシップをとっていただくという実際そういうところもあるわけです、そういうふうに。 ところが、53区の中で区の体育委員としてやはり働いて、機能してないところが多ございます。それはおっしゃるとおりでございます。そして、いろいろ体育委員さんの研修会とか、石井議員御存じのように、いろんなニュースポーツの講習会とか、そういうときに出てもらったりしておるわけですが、非常に出席者が少ない、53区のうち多いで30区、私ども再三出さしていただいておりますが。 そういうことで、私はそこが、もとといいますか、岡垣町の地区のスポーツ振興のもとは、地区の体育委員の育成にあるんじゃないかと思うわけです。それができないで、私は、先ほど申しましたように、何ぼ組織つくっても、それが機能しない限り町の各区の振興はできないと思うんです。 そういうことで、その点について、社会教育課長もそういう私と同じ考えでございますので、今後やっぱりあらゆる機会で、今おっしゃるように、各区の体育委員の育成化、そういうことについて努力いたしたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) 時間の関係もありますから、ただいま教育長より答弁いただいたわけですけれども、実際に私は、平成9年から北九州の社会教育委員のシンポジウムのあったときなども登壇しまして、やはり、このスポーツの大切さの中で、このスポーツをやっぱり振興させる上においては組織が基盤になるんだということも述べてきました。 実際に今、教育長の話を聞き、また、きょうの答弁書を見ましたら、まあ今でいいやというような感じもやや受けておりましたけれども、今後検討をしていくというお答えもいただきました。 しかしながら、私は、ちょっと気に入らないのは、この岡垣町においても審議会を設置することは今のところは考えておりませんと、これほどはっきり書かれると、この基本構想は何かということです。 岡垣町基本構想の中で、少なくとも43ページにはきちっと審議会を組織しますと、公募してしますとまで書いてあるんです。それを、もう考えておりませんということになると、実際に、私は、この審議会で審議しながら組織を確立していくことではなかろうかと思うわけです。 しかも、言いますように諮問機関ですから、その点を、体育指導員じゃ建議はできません。しかし、審議会ができれば、建議して切磋琢磨していけるわけですから、ぜひこの考えておりませんということは取り消していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 現在は、現在のところですよ。ことし、来年当たりには、まだ今のところは、私が先ほど申しましたように、体育委員の育成ちいいますか、それが主体において、現在ここで、前向きに考えますとか、検討しますとかおっしゃれば、どういう状況になったかというふうに改めてまたお尋ねになりますから、日にちははっきりと申し上げることできませんが、 やはり努力は、これはやはり報告書はだてにつくったわけでございませんし、基本構想も、3人の大学教授からの諮問いただいて、そしてつくったわけでございまして、私は、現在のところは、現在ですよ、現在ちゅうのは本年度、来年度ぐらいです。現在は考えてないちゅうことで、今後検討しますと言いますと、やはり十分社会教育関係と、皆さん方と考え、討論し考えていきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 2番、石井君。 ◆議員(石井要祐君) ここには課長も同席してありますから、また、教育長と課長で十分検討していただきまして、前向きに、やはり組織というものをもう少し大事に考えていただきたいということを要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(大森忠勝君) 以上で、2番、石井要祐君の一般質問を終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩します。 なお、午後の再開は、13時15分の予定とします。午前11時51分休憩………………………………………………………………………………午後1時16分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開します。 14番、矢島惠子君の発言を許します。 ◆議員(矢島惠子君) 14番、矢島惠子でございます。通告書に従って一般質問をさせていただきます。 ことしの夏も地球温暖化の影響か、厳しい暑さと晴天続きで水不足を心配いたしました。地球上のすべての生物は水がなくては生存できませんが、私たちの命の源ともなる清らかな水は、緑豊かな湯川、孔大寺山系の山々から流れてくるものであります。 岡垣町では飲料水の85%を地下水で賄っていますが、私たち人間も生態系の一部であり、自然に支えられていることを深く認識し、良好な環境を次世代に引き継いでいく努力をしなければなりません。 初めに、美しい水を安定的な供給をするための施策についてお尋ねをいたします。 次に、自然との共生について、うるおいの川づくりの促進と、市街地の緑化推進についてお尋ねをいたします。 次に、限りある資源を大切にするという観点から、生ごみの減量についてと、古紙の再生についてお尋ねをいたします。 詳細な質問は自席にて行いますので、明快な答弁をお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 矢島議員の一般質問につきましてお答えをさしていただきます。 最初に、おいしい水の安定な供給するための施策について、1、地下水の確保について、水道の地下水源として糠塚・黒山・吉木・高倉・八反田及び場内水源を確保いたしております。 新たな地下水源として平成9年度の調査で上畑地区の東部において有望な水源が見込まれております。 今後は、関係する区に相談をしながら地下水源の確保に努めていきたいと思っております。 2番目に、森林機能の保全について、森林は、木材を供給するだけでなく、良質な水を供給する働きを持っていますが、このような森林の働きを特に発揮させるために指定されているものとして水源涵養保安林があります。岡垣町の魅力の一つは恵まれた自然環境であり、この自然環境によって供給されるおいしい水です。 現在、本町の森林簿によりますと地域森林面積は、1,955ヘクタールであります。国有林は690ヘクタールあり、水源涵養保安林の面積は161ヘクタールとなっております。また、個人所有地である水源の森の申請地は85ヘクタールです。樹種は杉・ヒノキで樹齢は20年から40年生が主でございます。この恵まれた森林の環境保全につきましては、今後も第4次総合計画及び環境ビジョン等を基本としながら、森林を守る取組みを進めなければならないと考えております。 3番目に、水質の保全について、水道水の水質は、水道法の基準に基づき水質検査を行い、安全で安心される水の供給に努めてまいります。 なお、北九州市より一部受水しておりますが、今後も今までの割合程度で給水を行う予定でございます。 2番目に、大きな表題でございます。自然との共生について、1、うるおいの川づくりの促進でございます。うるおいの川づくりとして、平成8年度より県事業で汐入川郷土の水辺整備事業が取り組まれています。 平成14年度完成予定となっており、吉木小学校前の自然観察ゾーンについては、階段護岸による親水性の向上と空隙護岸による低水路整備を図っております。 今後の河川整備としましては、現在進められています海蔵寺川については、ホタル護岸による植物群落の形成と保全を図っています。また篠間川については、環境保全型護岸による自然景観や生態系に配慮した護岸改修を行っております。汐入川については、高倉合ノ元地区の水辺景観保全ゾーンに取り組む計画と説明を受けています。 町内の主要河川は県営河川となっています。このため県へうるおいの川づくりを進めるよう要望したいと考えております。 次に、市街地の緑化推進でございます。市街地の緑化の目的は、地域の人々が季節を感じ人々に憩い、安らぎなどを提供するものです。さらに緑化の効果は地球温暖化の防止や大気汚染の防止や土壌の保水性の向上等を期待することができます。 お尋ねの市街地の緑化推進についてですが、本町では平成12年度に「岡垣町の緑の基本計画」また平成13年度には「岡垣町環境ビジョン」を作成いたしました。どちらも第4次総合計画の「人と自然のやさしいハーモニー」を基本理念としてまちづくりを行うようにしております。 市街地の緑化については、都市公園の整備が最も効果的で、現在の都市計画区域人口1人当たりの5.1平方メートルを将来は22平方メートルを目標として整備するように計画しております。 次に、資源ごみのリサイクルについて、最初に生ごみの減量についてでございます。ごみの問題については、行政だけでなく、各家庭、各個人一人一人が強い意識と関心を持って、ごみの減量に当たることだと考えます。 従来、一般廃棄物の中の資源物(ビン、缶、ペットボトル、紙パック及び白色トレー)は焼却、埋め立てしていましたが、平成13年4月より広域行政組合で運営している中間・遠賀リサイクルプラザ工場で再利用することができるようになり、ごみの減量化と資源循環型社会への構築を目指して廃棄物処理行政を行っています。 また、リサイクルプラザの稼動と同時に役場、公民館及びスーパー等21カ所に回収ボックスを設置し、資源物(ペットボトル、紙パック、白色トレー)の回収を始め、ビン・缶とあわせて再生工場へ送られリサイクルされています。 生ごみの減量化について、町の取り組みとして特に家庭生ごみは、減量化・資源化、さらには家庭、個人の意識の高揚を図ることを目的に、平成5年度から屋外用コンポスト及び発酵剤の補助金2分の1の負担を町が行い、実施しています。その後平成9年度から、屋内用コンポスト及びぼかしの補助も、開始しています。 現在のコンポスト制度では団地、アパート等で敷地の狭いところ、畑を持たない家庭では処理が難しく、今以上に充実していくためには、環境ビジョンの中の行動方針にも掲げています生ゴミの堆肥化と農業者との結びつきを、強化するための啓発や、堆肥ヤード設置の検討が必要と考えております。あわせて家電用生ごみ処理機の導入も、婦人会及び政治学級等と連携しながら推進していきます。 次に、古紙の再生についてでございます。広域行政組合での古紙の取り組みについては、中間・遠賀リサイクルプラザ建設時に検討されましたが、廃品回収業者によって古紙が回収再生されていた理由で、ヤード設置までには至りませんでした。 岡垣町の状況については、資源回収助成制度を利用し古紙類の再資源化を実施しており、平成13年度においては、町が1キログラム当たり6円の補助金を出し、各区の子ども会、スポーツクラブ団体等69団体(延べ188団体)により年間1,099トンの回収を行い、廃品回収業者により再生工場へと搬送され再生紙、トイレットペーパー等に利用されています。 が、しかし、まだまだ一般家庭から排出される新聞紙、雑誌、段ボール等については焼却されています。その限りある資源をリサイクルのための集団回収することを、町民により一層促進・啓発を行います。また、ごみの減量化と資源循環型社会への構築を目指すために1市4町及び広域行政組合との協議も進めていきたいと思っています。 以上この場でお答えいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) まず最初に、町長にお伺いしたいんですが、岡垣の水道水はおいしいということを、岡垣の町の一つのPR、そして宝とも言えるべき岡垣の水、町長に聞きたいのは、このおいしい水というのは、町長、どんな水を指されて考えてあるのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 一般的に水道法の基準の中で、やっぱり個人個人の感覚もあろうかと思いますけども、私は毎朝飲んでますし、おいしいというふうに自身を持って毎日飲んでおります。個人個人の味と申しますか、感覚の差はあろうかと思いますけども、そういうふうに私自身はおいしい水だと、85%の地下水、そして15%の、ありますけども、私は自身を持って岡垣の水道はおいしいと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 私がお尋ねしたのは、どのような水がおいしいのかということでお尋ねしたわけでございます。 私が考えまするに、おいしい水というのは、その水の中に含まれているいろんな成分とかミネラルとかいろんなものが関係してくると私は思います。 現在、うちの町の水道水は85%が地下水、そして15%程度が北九州から買っております遠賀川の下流の水です。だんだん味が落ちていくとか、いろんなことを言われておりますが、何とか皆さんがおいしいと言われるこの水を確保していくのが必要だと私は思うわけでございます。 そこでお尋ねしますが、この地下水の限られた、いつことしのような燃えるような暑い、地球温暖化に関係しとるんかもわかりませんですけど、例年のように何もかに枯らしてしまうような暑い日照りの日が続くようになりました。 このようなときに、地下のことでございますので、いつ水が突然なくなってしまって、なくなるといいますか、量が減って、北九州から水を買ってブレンドしなくてはいけないような状態になるかもわからないと思います。 現在うちの町で、この地下水保全のためにどのような施策がとられておるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 先ほど答弁で申し上げましたように、地下水源としては4つか5つあるわけでございます。森林の保全とか、そういう面も含めまして、岡垣町、大変、郡、それから町境をほとんど山で囲まれておるというような環境の中で、大変自然環境には恵まれております。 そういう中ではございますけども、森林の今後の保存と申しますか、水源のための乱開発とか、そういうことも含めまして、慎重に水源の確保については十分注意をしながら、私どもの命の水でございますので、保全、そして保護については、森林も含めて地下水源のための施策は行っていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) じゃ、ちょっと具体的に質問さしていただきます。 森林の機能の保全は、地下水の確保や漁場の保全に欠かせないことだと私は思いますが、都市計画のマスタープランの中に、3つのゾーンに分けて、集落環境とか、岡垣らしい演出をする美しい森林とか、楽しめる森林とか、そういうことに配慮して計画的に森林の保全というですか、機能をして涵養水源とかいろんなことを計画的にやっていくというようなことが出とるわけです。 それで、現実問題、面積の約半分が、うちの町は緑地ということで上がっております。その中の大部分を占めるところが、自然林といいますか、そういうものでございますけれども、今言いましたように、大きく分けて3つぐらいに線引きができると思いますが、具体的に、こういう地域は、今言うように観光にあれするような森林であるとか、これは水の涵養をする地域であるとか、ここは集落として開発していくとか、そういうような具体的な計画がなされてとると思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 岡垣町の環境ビジョンの作成の中で、岡垣町の山林、緑地について3つの用途と申しますか、これに分けております。国土利用計画の資料等を含めまして岡垣町の3つのゾーンに分けて、それぞれの特質を生かした緑地の保全、森林の保護をしていきたいというふうな形で3つに分けております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 町長が言われたとおりに確かに分けてございます。でも、現実の問題として、言いますように、岡垣は本当に自然豊かな町でございます。そして、今言いますように、命の源でもあります地下水が私たちの飲み水であるし、波津っていう地域は、波津という漁場も持っております。よくマスコミなんかにちょいちょい出てくるんですけれども、やっぱり漁場を持っとる地域、農民の皆さんが山に植樹に行くとか、そういうようなニュースが出てくるんです。 それで、やっぱり山にはこういうような涵養水源地域になったところは、やっぱり落葉樹を植えて、いろいろ水の保全に努めるとか、今言いますように、また、楽しめる町というのは、里山とかいろんなものを利用して、皆さんがその山の中で森林浴をしてみたり、ピクニックをしてみたりとかいろいろあると思うんです。 それで、大きく分けて、湯川から孔大寺山の部分と、それから三里松原の部分と、それから戸切のあの地区が大きく分けて3つの緑地なんです、岡垣の。そういうところで、大まかでよございますので、3つのうちのあれを町長はどんなふうに今後開発していこうと考えてあるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 海を守るということは、森を守るということだというふうに私もいろいろな本で読んだわけでございます。今言われました3つの区域につきましては、開発ということではなく、湯川、そして城山を含めて、そして戸切方面と、それと三里松原と、それぞれの機能を持っております。 その機能に応じて、私は、開発とかいうことでなく、保存の方向で今後岡垣町の緑を守り、そして、海岸の海辺の清潔な海を山の恵みによってつくっていきたいというふうには思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) なかなか質問と答弁がかみ合いませんけれども、今現在、緑地ゾーンで、美しい水供給ゾーンとか今言いますいろいろあるんですが、今、それから今後、この岡垣の豊かな自然環境を後世に引き継ぐゾーンとして、このマスタープランの中にも「民間の協力を得ながら積極的に保全を目指します」というような表現もされておるわけです。 今、現在でよございますので、どういう施策が実行されようとしているのか、また、実行されているのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私ども民有地、岡垣町も今回、3月議会で、県の方から県行造林を開示をされたわけでございます。そういう岡垣町が持っております森林面積につきましては、森林地債につきましては、岡垣町の環境を守る、そういう方向で今後も施策として乱開発のないように、また、そういうこともあり得ないと思いますけども、乱開発のないようにしていかねばならないと思っております。 また、民有地につきましては、私どもの伐採されるときには、今後は、そういうふうな広葉樹の方に植えかえていただきたいというようなお願い等はしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 具体的な施策がないようでございますので、お願いでございます、今後の。ぜひ早急に、やっぱりこういう地下水、岡垣にあります川の水位とか、また水田とかがどんどんなくなっていって、確かに今私たちがいただいておる水は20数年前の地下水だと聞いております。やっぱり後世の皆さんに残していくためには、今私たちが努力しないと、後までこれを温存していくことができないと思います。 それで、早急に、はっきり民間の方が切られるときにはどうこうじゃなくって、そういう地区はぜひそんなふうにしていきたいとか、きちっとした計画といいますか、そういうビジョンがないと、これはいけないことだと思います。大切なことだと思いますので、ぜひ関係課と協議されてつくっていただきたいと思います。 じゃ、質問をちょっと変えます。水質の保全ていいますか、おいしい水っていうところで、今度新しく水道バックができました、1つ、海老津の団地の方に。今まで使っておりました金毘羅の水源バック、あれは随時廃止に向かって稼動するとは聞いておりますが、大体何年ぐらい先にきれいにあのバックがなくなるんでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 海老津の配水池は、連合か全協の中で説明をさしていただきましたように、現在使用開始をいたしております。そして、金毘羅山の配水池についてのあとの経過につきましては、水道課長の方から説明をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 岩崎水道課長。 ◎水道課長(岩崎生夫君) 金毘羅の現在の配水池は、海老津と共用をしておりますけど、現在、戸切、百合野の方に配水をしております。 お尋ねの件ですけど、耐用年数は2010年までとなっておりますので、そこらあたりで撤去なり、どうするかは検討したいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) そしたら、以前何かのときに説明があったと思いますけれども、海老津の団地の上にできました新しいバックが完成したときには、水道給水の範囲が広がるというような、今給水してないところもできますよと、そして、新しい水源の上畑地域にあります水源、水が受水できるようになったら、そういうことも可能になるでしょうというお話を聞いておりましたが、それの見通しを聞かしていただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 上畑水源の具体的な取り組みかというふうに思いますが、上畑区、海老津区に関係をするわけでございます。海老津開発の団地の開発の完了後、相談をしたいというふうに思っております。 また、地元との調整とか合意が得られたら、ボーリング等をしながら、そして水質検査、そして一定期間の容水量の調査を行い、工事の着手については平成16年ごろを予定をいたしております。(「違います、海老津の配水池の拡大の関係です」と呼ぶ者あり) ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私が質問を取り違いまして、海老津の配水池の給水区域ということで訂正をさしていただいて、水道課長の方から説明をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 岩崎水道課長。 ◎水道課長(岩崎生夫君) 海老津の配水池は、金毘羅よりも約10メートルほど高い位置に建設しております。岡垣は自然流下方式ですので、高くなった分は、言われますように、小局の一部とか上畑の一部に給水はできる見通しでございますが、先ほど町長が言いましたように、上畑水源の相談の中で、そこら辺も含めて調整になるんじゃないかと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) わかりました。 それでは、水の保水ということで、今、先ほどから申しておりますように、非常に川の水位が下がっておりますし、また、水田なんかも激減しておりますので、そういうところで保水ということが非常に厳しい状態になってきております。 そういう中で、雨水、雨水です。雨水の利用を、例えば、公的な施設で雨水を使って、ことしのような暑さの厳しいときには、上水を使って植木とかそういうところに大事な水を使ってしまうんじゃなくって、雨水を使うとか、それから、下水道が普及率が高まるのは結構なんですけれども、やっぱり後、上水で全部処理しておるということです。 それから、三面張りというような農水路ですか、そういうような工事が一時なされましたけれども、それも雨が降りますと、さっと海の方に流れていってしまう。だから、家庭のいろんなものも今下水道で流れてしまうというような状態になっておりますけれども、そういうもろもろのことを考えまして、雨水の再利用とか下水道の処理水の利用とか、それから、農業用水路の改良といいますか、そういうようなものをどんなふうに町は考えてあるのか、お考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 雨水や下水道の処理場の後の放流水を再利用というような質問でございますけども、これは、そのためには新たな浄水施設を必要になるわけでございます。そういうことで、大変その費用もかかるわけで、これにつきましては、雨水と放流水の再利用については現在考えてはおりません。 ◆議員(矢島惠子君) 農業用水。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 農業用水のことにつきまして答えが落ちておりました。農林水産課の方に説明をさせますので、よろしくお願いします。 ○議長(大森忠勝君) 須藤農林水産課長。 ◎農林水産課長(須藤智明君) 今、現状では、新松原地区が河川からため池に水をくみ上げて、それを循環した中で水の再利用をしているというのが現状であります。 ほかの地区については現在そういう計画はまだありませんが、先ほど議員が言われました三面張りコンクリートの、そういう三面張りについては、当時、国なり県の補助事業で進める中でやはり基準的なものがありまして、現状、防災というのをまず第一に考えた中で整備した経緯があります。 現在、いろいろな環境的なものを考えまして、そのコンクリート的なものを、やはり自然に戻そうという考えはありますけど、今現在具体的にどうのこうのということはまだありません。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 私は専門的なことはわかりませんけれども、やっぱり再生水の下水道の放流水、ああいうものは、やっぱり農業用水なんかに使われると思いますし、ことしのような暑さのときに一番、飲み水は何とか確保はできておりますというあれで、節水もなく無事夏を乗りきることができましたけれども、一番最後まで危ないな、雨が降らんとって心配町長もされておりましたが、農業用の水が足らなかった、危なかったというですか、岡垣はフルーツの町とかいうて、ミカンとかなんとかが今から大切な時期にやっぱり農業用水が不足しておったと。 たくさんため池とかいろいろなものがありますけれども、そういうところも雨水をやっぱり取り入れるようなため池の整備とか、そういうものもしなくてはいけないでしょうし、さっき三面張りの件ですけれども、それもやっぱり地域の農家の皆さんと十分検討をされて、私は、今後工事をして、場合によっては、溝の底だけでもはがして自然に戻すというような、保水のできるような状態にするとかいうようなことは全く考えてないかどうかお尋ねします。 ○議長(大森忠勝君) 須藤農林水産課長。 ◎農林水産課長(須藤智明君) 農業用水路は、主に既製品のU型側溝といいますか、そういう既製品を利用した水路が多いわけです。 ただ、大きい水路につきましては、そういうふうなコンクリートの三面張りを利用した水路もありますが、ほとんどがそういうU型側溝という既製品でございますので、それは、当然防災上の問題もありますし、地元の農業者の方の維持管理の関係もあります。一概にここでそういうことで、できますということにはなりませんが、やはり地元の生産者、農業者の方が、そういうふうに、もう自然に戻してくれということであれば、それは検討する余地があると思いますが、現在では具体的な計画はありません。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) これは非常に大切なことだと思います。今被害がないからといって、これを先送りにすると大変なことになりますし、例えば岡垣は自然に親しまれる住みよい町とか、緑豊かな町とか、いろんなことをPRしております。その中で、今から質問したいと思いますが、うるおいのある川、水辺のどうとかとか、親水性にとんだ工法とか、いろんなことが答弁書にも出てきておりますけれども、例えばホタルの里とかいいましても、本当に全く考えなくあるところにぽんとそういうような施設をつくられると。例えば、上高倉の奥に行きますとホタルの里の工事がしてあります。そこは1回見に行ったことがあるんですけれども、本当にそうはいうものの、上から赤土が流れて、採石場からずっと赤土が流れてきて、何でこんなところにこういう施設をつくったのというような今状態になっております。 岡垣のあちこちにも、やっぱりホタルのマップをつくろうとか、いろいろなあれがありますけれども、やっぱり海蔵寺の下のところの川も、地元の方から私もまちづくりの人たちからも聞かしていただきましたけれども、やっぱり三面張りにしたばっかりに、せっかくのホタルがたくさん乱舞しておったのがだめになったと、そのときに私が答えられたのは、何でそういう工事をするときにやっぱり関係課と十分話をしなかったんですかというようなことを言いましたけれども、言うたとか言わんとかではっきりしませんでした。 今すぐはがせとかなんとかは、また地元の人とのいろんなあれもありましょうから言いませんけれども、今後そういうことを、保水ということも考えながらやっぱり工事はやっていってほしいということを強くお願いします。 それと、やっぱり課がせっかく昨年の6月に機構改革がされて、いろんな課が連携して事がなされるようになるということで私も大変期待をしておりましたけれども、やっぱりぷつぷつ切れてます。例えば建設課と農水の関係とか、何か事業をしようと思ったときに、そういうところの連携がとれておりません、悪いけど。 それで、そういうところも今後十分連携をとりなが、やっていただかないと、そういうような農水とか建設とかいうようなことで全く、地域づくり課ですか、関係ないようにありますけれども、それこそ観光の面とかいろんな面になりますと本当に密接に関係のあることでございますので、ぜひそういうところの連携をとり合って行政を進めていくというようなことを強くお願いするわけでございますが。 町長に、そういう今後の課長会議とか、いろんなところで今後いろんな施策がいろんな課から出てくると思いますけれども、そういうところをやっぱり十分連携をとってやっていかれるように私は強く要望するわけでございますが、町長、いかがですか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 御存じのように、昨年の6月の4日に、岡垣町では22年ぶりと言われるような機構改革をやったわけでございます。機構組織改革をやったわけでございます。大きな原因といたしまして、現在の大変変化の多い時代、そして住民の方々の多様なニーズ、そういう町民の方々のサービス点を考えまして、22年ぶりというような機構改革をやったわけでございますが、その中で現在1年とちょっと経過をいたしております。 グループリーダー、グループ制もとり、その中でいろんな問題については各グループの中で討議、そしていろいろと研究をしておりますが、現在1年ちょっとした経過の中でまだまだ問題点もあろうかと思います。今後一つ一つの事業を、そして各課、各グループの中で検証をしながら、よりよい今回の機構改革の意味と申しますか、意義を十分とらえられるような組織にしていきたいというふうに思っております。 いずれにいたしましてもまだ1年ちょっとで、その評価について、まだまだ私どもとしても不十分な点もあるということについては十分認めて、今後いろいろと検証していきたいというふうに思っております。
    ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) よろしく御指導なさいますように、そして、いろいろと目に見えて本当にいいまちづくりができますように努力をしていただきたいと思います。 それから、市街地の緑化推進についてお尋ねをいたします。特にポケットパーク植栽、ポケットパーク、それから緑地云々というようなことが出ておりますが、その中で、ことしのような干ばつ、例年ですけれども、ポケットパークの目的といいますか、どういうことでポケットパークを今後とも推進していくちゅうんですか、あちこちにつくっていこうというような考えを持っておられるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) ポケットパークを設置する目的ということにつきましては、都市計画道路の整備に伴い残地が有効利用されると、そしてまた、美しい町並みや快適な市街地の形成に努めて、人々が、先ほど答弁書の中に申し上げておりましたように、季節を感じ、憩いをし、そして交流する場所を提供して、大気汚染の防止に導いて寄与したいというようなことで、ポケットパークを設置をいたしておるわけでございます。 現在、平成12年度から16年、4年かけて6カ所の整備を行ったわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 残地を利用して緑地をつくるという、そういう考え方は聞いておりますが、私、ここで一つ疑問に思うんですが、特にことしなんかは、私の近くに、私、野間でございますので、野間のバイパスの下に上りと下りの両方にポケットパークがございます。後からできました田中整形の方の分でございますけど、見事に枯れております。ずっと、ほとんどの植栽が、つつじ、町の木のつつじ。 ここで強くお願いをするのは、町の木がつつじやから、とにかくつつじを植えればいい、そういうようなばっかり植えられても、毎年毎年同じところが同じように枯れて植えかえるんです。あそこも400数十万のお金をかけて建設されたものと聞いております。 あそこは非常に岡垣バイパスの上り下り、あのあたりは車が頻繁に通りますし、四つ角を通ります。あそこに形どおりのつつじが植えられて、いすが置かれて、ぽっと見た目にはいいです。でも、あんなところの排気ガスのぼんぼん来るようなところに、果たしてだれが、日陰もないのにいすに座ってわざわざ休む人がおるでしょうか。例えば、一つがそういうようなことです。 それで、やっぱり今後それをつくられるときには、そこの場所に似合ったような、例えば植栽、木を植えるにしても、ここはゆっくり休んでほしい、お年寄りが散歩するときなんかはちょっと休まれるようなところには、やっぱり日陰になるような木があって、ベンチがあってとかいうような、場所によってやっぱり木の種類も選んでほしい。 それからまた、植えられるときも、素人の私が見てもこれは枯れるばいと、ぽっと引き抜いてみても根が全然入るようなあれやない、ちょっと掘ってこうちょっとしたらぽっと倒れるような植え方がしてあると。 特にやっぱりそういう公園をつくられた後は、やっぱり検査に行かれると思います、担当課が。そういうときは、やっぱりそんなところにも配慮して、後から水かけるときもかけやすいようになっとるかどうかとか、そういうところまで検査して、やっぱり業者の、次のときにはそういう業者にはもう頼まんとかいうぐらいのあれで、本当にそこに合った形のものをやっぱりつくっていただきたい。そういうところ町長、いかがですか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) ポケットパークの管理、そしてまた、植え方等については、地元の方々とのやっぱりいろんな話の場はあって、私もその地域の景観をよくしておるわけでございますので、やっぱり地元の方々のやっぱり御意見も聞きながら、今後は、それについては建設課の方で進めていくわけでございますけども、十分そこらあたりについては指導をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 地元の皆さんの意見をよく聞くって、それは非常に大事なことだと思います。そこに住んである方が一番そこらの様子がわかりますから。 これはポケットパークだけじゃなくって、いろいろ建設課なんかでも関係あるんですが、うるおいの川づくり、そういうところもここにいろいろ出ております、吉木小学校の裏の工事、川はみんな県の工事ですか、そういうようなあれやからというようなこと、県に今後うるおいのある川づくりと進めるよう要望していく、県にそういうような、県営河川だからいろんなことを要望していきますというような、私、答弁書をいただいておりますけれども、これも工事が終わってしまえば、やっぱり町が管理するようになるようなところが多くあると思いますし、実際迷惑するのも、喜ぶのもその地域に住まれた方、そして岡垣町の町民に降りかかってくることでございますので、確かに県の道であり川であり、いろいろあると思いますけれども、そういうやっぱりところには十分目配りをされて、後々のことまで私は気をつけて工事をしていただきたいと思うわけです。 それから、植栽が枯れるって、そういうような公園にしましてもそうです。例えば、私はよくいこいの里にも行くんですけれども、水をかけたくても、かけてやりたくても止水栓がないとか、そういうような現実にあるんです。 ボランティアさんもいろいろいらっしゃいます。それで、そういう方も、ここにそういうものがあればねとか言われますけれども、ことしはこれで済みましたけれども、また来年も同じようなことが起こってくると思います。担当課は、やっぱり自分の管轄のところを一巡してやっぱり目配りをぜひやってほしい。で、やっぱり何もかんも枯れてしまうような、何か危機感を感じるような夏はことしでちょっとストップしたいと思います。そういうような御指導も、町長にぜひお願いしたいと思いますが、いかがでございますか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 最初に言われました県営河川の改修と、うるおいの川づくりと、そういうことは、県営河川とは言いながら、最終的には県から私どもの町の中の水質でございます。県が管理をいたすわけでございますけども、町としても、そこについては、建設されるときに十分そこらあたりについては協議をして、今後そういうとの事業については、建設、役場としても十分中に入って、管理も含めて協議の中に入り、そして後々のことについても十分話し合いをしていきたいと思っております。 また、岡垣町の施設の中でのそういう花に対する水の問題とか、いろいろほかにあるわけでございますけども、今後、そこらあたりについても十分私どもとして、その施設と、また、建設しました担当課で十分そこらあたりは協議をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) いろんな建物とかいろんな施設、管轄はいろいろ国であり、県であり、町であり、いろいろ分かれておりますけれども、せんじ詰めればこれはみんな国民の、県民の、そして町民の税金でございます。皆さん、税金を払うときにはいろいろ言われますが、その使われようにはなかなか目が届かないことが多いんですけれども、そういうことを考えながら、やっぱり例えば何十万であれ、何百万であれ、小さいお金が積み重なって大きな出費になっていくんですので、いつも町長が言われますように、岡垣も財政が大変厳しいて言われます。そういうところを目配りをしながら、そして、本当に町民が望んだ施設ができるように、常日ごろからやっぱり財産管理といいますか、お金の使い道を気をつけていっていただきたいと強くお願いするところでございます。 次に、ごみの減量についてお尋ねいたします。今、岡垣町の、年々資料を見さしていただきましたら、わずかながらでございますが、今、岡垣もよそのまちにたがわず少しずつ生ごみがふえていっております。 こういう中で、岡垣町が今までコンポストなりEM菌によるごみ処理などをやってきておりましたけれども、だんだん皆さんがそういうものを利用されるといいますか、戸数も少なくなっておるようでありますが、こういうところの啓発という、そういうようなことを常時やられておるんですか、お尋ねをいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 環境共生課の方に答えをさせます。 ○議長(大森忠勝君) 西岡環境共生課長。 ◎環境共生課長(西岡文雄君) 町長も説明いたしましたように、岡垣町では、屋外のコンポスト、発酵促進剤、それと屋内のコンポスト、また、ぼかしの補助をやっております。それと、郡内1市4町でつくっております環境衛生の協議会でつくっております、そういうところでも、ぼかしの使い方等を、説明等を行ったりして、生ごみの減量にできるだけしていただくということで努めております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) こういうようなことは、主に家庭を守っている女性ちゅうんですか、女性の肩にかかる部分が多いと思いますけれども、これは、1市4町の中で、ごみとか、し尿とか、救急車とかいろいろやっておりますけれども、やっぱり各それぞれの町村の窓口が一番そのまちの事情を知っておりますので、広域の情報を得ながら、その時をねらってやっぱり啓発を続けていただきたいと思います。 きょう私がお願いをしたいのは、第4次総合計画の中にもあるんですが、町単独でも可能なリサイクルの取り組みを進めていきたいというようなことが1項入っております。私は、きょうお願いしたいのは生ごみ処理機の購入にかかわる補助制度というものが、宗像、水巻、北九州などがやっておるわけでございますが、関係の団体からも要望書か何か出ておると思いますが、そういうことをうちの町として、町長、考えていただけますでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 今、矢島議員の生ごみの家庭の減量についての補助制度等についてかと思います。これにつきましてもまだ私ども、学校の給食関係にまだ今現在その話も上がっておりますので、ちょっとまだ家庭の生ごみのそういうとの処理装置のことについてまだまだ研究をいたしておるという段階でございます。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 実を言いますと、学校の給食の生ごみの処理機のことを、教育委員会の方に私お願いしておるわけでございますけれども、現在、遠賀町と芦屋が生ごみ処理機を使って堆肥をつくって、学校の花壇とか、芦屋の場合は「花いっぱいの町づくり」というような町長の公約もございまして、多くの花壇とか、そういうところに使っておりますし、遠賀町の場合は、肥料ができたのを、ある農家の方たちにおあげしておるというような資料も参っております。 そういうところで、うちの町は、遠賀とか芦屋は給食センターですので一括できますけれども、私としましては、先ほど住民の皆さんの要望もありますけれども、できますれば徐々に、それがどういう結果になるかもうちの町の場合はわかりませんので、大規模校からでもちょっと何校かあれして試験的にしてもらって、学校の農園とか花壇とか、そういうものに使うなり何なり研究的にやっていただけんかなっていうような希望を持ってお願いをしよるわけでございますが、教育長、どんなふうなお考えを持ってありますでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 生ごみ処理機、山田小学校を建築する際に県の方に問い合わしたわけです。ところが、センターであれば補助金を出すと、山田小学校の場合自校ですから補助金は出ないということで、一応断念したわけです。 今、議員がおっしゃるように、子どもの教育上、環境教育の一環として、吉木小学校のある先生がEM菌を使ってやっておるんです。非常に、もう7年間もやって、それができたものを学級園の方に移したり、そして肥料にしている状況がございます。 議員が質問された、今後、やはりお金がかかることでございますから、もう相当金額かかるわけです。それで、教育委員会としては、そういう点を考えていかないといけないなと、うちの学校はセンター方式をとっておりませんもんですから、また、中学校の方も今度しますけど、センター方式でございませんので、断念せざるを得ません。 今後とも委員会で検討をして、これ予算のかかることですから、委員会で、しますなんちいうことも言えませんし、十分に研究していきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 最後に町長にお尋ねしますが、例えば、芦屋の場合が、これはセンター方式じゃないからということで教育長言われておりますし、予算にかかわることでございますのであれですが、芦屋の場合が1,650食、小中学校合わせて、そこで400全部、脱臭装置から一切合財で400何十万か、それの半分が国庫補助で出るようになっております。 そういうことで運営されておりますので、町単独ででも町長は循環型のリサイクルの政策をとりたいというようなことを言っておられますので、それぐらいの金額でございます。それで、各学校に、大規模校にしましても、まだ小さい機械で済むと私は思うわけです。ぜひ前向きにそういうことを研究していただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 生ごみの処理装置につきましては、先ほど申し上げましたように、教育長が申し上げましたように、センターということの県からの回答であったと、それを岡垣町の場合、大規模校ということにつきましては、また教育委員会で研究をさしていただき、ごみの減量化という大きな課題でございますので、検討をさしていただき、補助金がつけば検討をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 14番、矢島君。 ◆議員(矢島惠子君) 古紙の再生については次回に回したいと思います、これで、一般質問を終わります。 ○議長(大森忠勝君) 以上で、14番、矢島惠子君の一般質問は終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩します。 再開は14時35分の予定とします。午後2時17分休憩………………………………………………………………………………午後2時36分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開します。 11番、平山弘君の発言を許します。 ◆議員(平山弘君) 11番、平山です。一般質問をいたします。 まず初めに介護保険についてであります。介護保険が実施されて3年になります。保険あって介護なしなど欠陥が当初から指摘されていましたが、今そのことが改めて浮き彫りになってきています。サービスを選択できるといううたい文句とは裏腹に、保険料や利用料が高くて納められない世帯、必要なサービスが受けられないなど、深刻な矛盾、問題が膨れ上がっています。 介護保険料は3年ごとに見直すことになっています。全国で平均11%も値上げされると報道されました。 福岡県広域連合では、既に42億円の赤字を県の財政安定化基金から借入金で充てています。 そこで、次の2点についてお尋ねいたします。保険料の見直しで、町民の1号被保険者の保険料は一体どうなると試算されていますか、2、保険料利用料についての減免制度、または町独自の助成制度の制定を求めるものであります。町長の明快なる答弁を求めます。 次に、小中学校教室の冷暖房についてであります。 地球をどう守るかと、先般、環境サミットが開催されました。地球の温暖化は確実に進行しています。特に、ことしの夏は高い気温の連続で、高齢者のみならず多くの国民の体力消耗は大変でありました。 こうした中、児童生徒の声、保護者、教職員の要望も強まり、国の政治を動かしました。文部科学省は、原則として全公立小中学校の普通教室を冷房化する方針をこのほど決定いたしました。 そこで、次の点についてお尋ねいたします。この文部科学省の方針を受けてどのように思われておられるのか、また児童生徒及び保育園児の健康と体力の保持、そして学力の向上を進めていく上で、町内全小中学校の教室、保育所の冷暖房設備を求めるものであります。町長、教育長の明快なる答弁を求めます。 最後に、駐輪場の盗難等の防止についてであります。 海老津駅舎横、駅下など、駐輪場は町が設置し管理しています。そこでの盗難等が多発しています。被害額もままならない状況と聞いております。つい、先日も自転車を盗難に遭ったという高校生がいました。これで3台目だということです。 そこで、次の2点についてお尋ねいたします。自転車、バイク等の盗難、その他の被害実態はどうなっているのか。2、監視カメラなど盗難等を防止するための対策を求めるものであります。町長の明快なる答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 平山議員の一般質問の最初の介護保険についてお答えをいたします。 最初に、保険料の見直しと、町民の保険料、そしてまた2番目に保険料、利用料の減免、助成制度の策定についてでございます。 介護保険料の見直しでどうなるかとの御質問ですが、議員も御承知のように、平成12年度から実施いたしました介護保険制度の利用見込みが当初の予想以上に要介護認定者やサービスを利用される方が多く、特に施設サービスの利用者が介護保険事業計画を大きく上回り、保険料の不足額を財政安定化基金から借り入れして運用をしているところでございます。13・14年度に借り入れました42億円は、15年度から3カ年の保険財政運営期間で、全額償還するとの基本方針から理論的には次期保険料へ497円の上乗せが必要となります。また、高齢化の進展や介護保険制度の周知等により、要介護認定者やサービス利用者・利用率が増加し続けており、保険給付費の大幅な増加が見込まれることから、これらに伴う保険料の上積みも必要となると考えられております。 福岡県介護保険広域連合では、次期介護保険事業計画策定をさまざまな観点から検討を行う一方、保険料の大幅なアップを避けるためにも償還期間の延長を国に強く要望しているところであります。また、国における介護報酬単価の見直しが議論中で、10月以降に示されることから現段階では具体的な保険料の見込み額が示されておりません。 次に、保険料・利用料について町独自の減免制度・助成制度をつくってはとの御質問でございますが、保険料につきましては、さきの議会で答弁いたしましたように、当町は広域連合に加入をしており、保険料の減免制度の創設は町独自ではできません。 しかし、低所得者に対する保険料軽減措置を行うように広域連合へ強く要望を行っているところでございます。 また、介護サービスの利用者負担の助成制度については、単独の保険者や広域連合に加盟している自治体に設けているところがございますが、まだ加盟団体の一部であり、いましばらくその動向を見極めたいと考えております。 次に、小中学校の教室の冷暖房についてでございます。 文部科学省は、新たな設備整備費補助金を創設し、普通教室を含むすべての教室における空調(夜間電力活用型等)設備を補助対象とした、平成15年度概算要求として普通教室等の空調設備の導入を考えていますが、東京、名古屋、京都、福岡などの大都市では、エネルギー消費が増加するため、都市の平均気温が周辺部より高くなる、いわゆるヒートアイランド現象で気温の上昇傾向を示しており、教室の暑さは限界に近づいていると言われています。 これまで文部科学省は、補助対象を特別教室などに限っていました。小中学校への普通教室への助成は、騒音対策や、学校開放で地域住民が使うなど特別なケースに限られ、設置率は5%にとどまっています。導入には、1室当たりの機械、工事費に約100万かかると国は試算しており、北海道、東北、北陸部などを除いた学校が設置を希望すると見て、そのすべてに対応できるよう30万教室を盛り込むとなっています。平成15年度の概算要求に、まず3万教室分の整備費100億円を盛り込むとなっています。 御質問の空調設備の整備につきましては、町の財政状況、国の動向を見極めながら教育委員会と十分に協議をいたしまして考えてまいりたいと思っております。 なお詳細につきましては、教育長に答弁させますのでよろしくお願いいたします。 次に、駐輪場の盗難等の防止でございます。 最初に、自転車、バイク等の盗難、その他の被害の実態でございます。 町営駐輪場は高架下第1・第2駐輪場、駅下駐輪場、駅東駐輪場の4カ所があり、駐輪台数は約1,000台が駐輪できるようになっておりますが、利用率は今のところ約7割程度です。 駐輪場での被害実態は盗難による町への届け出は年に1~2件ですが、岡垣派出所への届け出は自転車が月に2~3件、バイクも同じ件数でございます。 駐輪施設の被害については、壁等への落書き、駅東駐輪場自転車ラック、壁、屋根の破損があります。 また、町営駐輪場の管理のため、放置自転車等の調査を7月に行い、8月中旬に約40台を処分しております。 次に、監視カメラなど、盗難等を防止するための対策でございます。 盗難、施設被害の状況把握のため7月22日から8月17日間の8日間、午前、午後の2回シルバー人材センターに委託調査を行っております。 調査報告では、その間盗難、落書きなどいたずらはありませんでした。被害の原因としては、自転車・バイクの夜間放置及びかぎのかけ忘れによる盗難が多いようです。 今回調査した期間は夏休み期間のため次回は通学期間の調査を予定しています。 その結果を踏まえて駐輪場利用者に対して広報により自己対策(施錠の徹底、防犯登録等)を呼びかけていきたいと思います。 また、監視カメラの設置については調査検討していきたいと考えております。 以上この場でお答えいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えしますので、よろしくお願いします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 小中学校等の教室の冷暖房について。 1、文部科学省の方針を受けて、町内全小中学校及び、保育所の教室の冷暖房設備について。 ただいま、町長が申されましたように、平成14年度から、新学習指導要領の施行に伴い、学校完全週5日制がスタートしました。しかしながら、保護者から子どもたちの学力の低下が懸念されていることも否めないのが現状です。 教育委員会としましても、夏休み期間中に各小中学校において学力補充教室を2日から10日の期間で実施いたしました。この夏休み期間中の学力補充教室は今後とも続けたい所存でありますが、何分にも真夏の暑い中での学習ということであり、決して恵まれた環境であるとは言えません。この状況は全国共通のものであり、今回の文部科学省の空調設備に対する補助事業もそのためにできたものだと言えます。ただ、補助の内容については、1/3の補助に過ぎず、また環境に配慮した夜間電力活用型の蓄熱式空調等の設備に限られるなど、財源や設置スペースの面で非常に難しい内容のものであります。 いずれにしても大きな財源が伴いますので、十分に町長部局と協議してまいる所存であります。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) じゃあ、介護保険の方から質問していきます。 まあ、町長も答弁されましたように来年は介護保険料の見直しということで、国や地方自治体、そして1号被保険者、2号被保険者のいわゆる国民の負担割合が含まってくるわけです。そういう中で介護保険料が非常に高く引き上げられる、そういう実態が厚生労働省もつかんでいるわけですね。新聞報道によりますとあの三宅村、まだ全島復帰となりませんけども、しかし三宅村の村民が東京都内などに分散して生活されておりますけども、今のままでいくと介護保険料が8,300円にもなるということですね。 これは、まあ全国平均で言えば極端な状況じゃないかというふうに思います。それだけ施設、在宅でサービスを受ける人たちが多いという状況にあることの証左だというふうに言えます。 それで、今答弁の中でも、また私の質問の中でも言いましたように、この岡垣町も加入している福岡県の介護保険広域連合、13年度、14年度ですか、で、42億円を借入しています。答弁の中では、国に返済期限を3年というふうに定められておりますけども、この延長を働きかけていくというふうに言われましたので、ちょっと事実確認として、この県の安定化、あの42億円というのは県の安定化基金からの借入金だというふうに私は理解しておりますけども、町長の答弁では先ほども国に働きかけて延長をということです。まあ、そういう関係で国の財源も入っている関係もあると思いますけども、私の認識で間違いないのかですね、まず町長の答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 答弁書の中で言いましたように13年度、14年度に42億円の介護保険の基金から借り入れをしたと、これらについて3カ年度というようなことでありましたけども、これの延長につきまして、詳しい話につきましては健康福祉課長の方から答弁をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 花田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(花田申三君) 議員の御質問の借り入れ先は、県の安定化基金でございます。それから3年、これは次期保険期間ということで、返しなさいということ、時期は3年間でやりますから3年間で返しなさいということでございますが、今それでは相当な金額になりますので、新聞報道もあるかと思いますが、一応9年でということがほぼ認められるような情報も承っております。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) いずれにしろですね、相当大幅な介護保険料の引き上げになってくるだろうというふうに予測できます。3年だということになれば、答弁の中にありましたように497円、約500円の引き上げですね。そして、そのほかにサービスの利用料が増大するという予測がされますと、またそれに加算されるということですね。 いずれにいたしましても、これが今広域連合の方が要望しているように9年ということが認められたとしても、その他の介護サービスの需要の増大などから考えると300円を上回る保険料の引き上げになるんじゃないかというふうに予測されるわけですけども、まだ今検討中だと、国の方針もまだ定まってないということで、明らかにならないということですね。 これはきのうでしたか、おとついでしたか、新聞報道によりますと介護保険料、まあ国の負担が必要なんですけども、それを約2,000億円ですね、介護保険料の見直しに当たって国が財政措置をとるということも報道されていました。今のままでいくと、やはり全国的にはやっぱり400円、500円、そういう値上がりになると、これでは相当な不満も出るということで、国の方も財政措置をして、それでもその200、約2,000億円ぐらいの財政措置をしても300円見当の値上がりじゃないかというふうにこう言われているわけですね。 そういうふうになりますと借入金もあわせて福岡県の介護保険の連合としても、保険料の相当の大幅に引き上げられることになるんじゃないかと。で、これはですね、本当は介護保険法に基づいて市町村が保険者でなければならないけれども、福岡ではもう全国にも例のない巨大な連合組織をつくって運営しておりますけども、町長もそこの理事者の1人であると思いますね。そして、また議員の1人でもあると思います。一体どんなふうになるのか、その今検討中だと言われておりますけども、そういう中でもこれぐらいの引き上げになるんじゃないかということはいろいろ試算されて検討されとるんじゃないかと思いますけども、その実態について答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も介護保険の広域連合の理事の1人でございます。なおまた、遠賀郡の支部の一員でもございます。遠賀郡の中でもこの問題についても理事会、そしてまた議員の方々も一緒に入っていただいた議会の中でも討議をいたしておりますが、現在は私どもの耳に入っておりますのは、この497円の3年の償還が9年になる可能性ということと、今後保険料の在宅、それから施設介護の関係の値段が大幅にアップする可能性というようなことで、具体的なまだその数字そのものが上がってはきておりません。 私どもの広域連合の遠賀支部としては、そういうことについて早急にいろいろな資料をいただき、遠賀郡としても一つの方向を定めたいというふうには思っておりますけども、まだそういうふうな確定した情報は私どもの手元にもまだ入ってきてはおりません。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) ちょっと私試算を、試算というよりも何も試算する材料私持っとるわけじゃありません。今3年で返還するとしたら約500円ですね、それを6年なり9年にすると、まあ300円なりということになるだろうというふうに思います。今2,908円ですね、これ基準額ですね、2,908円、それが500円に上がると3,408円、300円に引き上げられるとしても3,208円ということですね。そして、その基準に基づいて1段階から5段階まで保険料がこう決められるわけですね。 今、保険料が非常に高いということとあわせて、もう天引きをされるわけですね、天引きをされるということで、非常にやっぱり不満があるわけですね。広域連合を結成するときにも私たちはもう問題だと、地域から福祉が離れていくと、そういうことも指摘しながら批判的な態度をとってまいりました。しかし、保険料が平準化される、そういうこと、財政が安定している、国とのパイプもつながって権限移譲も移っていくということで広域連合に進んでいったわけですけども、実際に施行されますと介護サービスの施設、在宅もそうですけども、整備されている地域と整備されていない地域とがありまして、介護サービスを受けるそういう人たちの非常に不便さを感じる、そういう状況もあります。 そういう中で介護保険に対する給付費を、自己負担を給付費の各自治体の負担割合を案分をしていましたけども、それを全額各市町村が負担していこうという見直しもされてきたわけですね。しかし、それでも施設が比較的整っている筑豊地域、それから施設がまだまだというところの筑後地域というところでは、介護サービスにしても、またそこに費やされるですね、費やされるといいますか、必要な給付費も相当な差になってあらわれてきておるわけですね。 そういう面で、この広域連合の矛盾が大きく広がっているんじゃないかというふうに思うわけですね。それで、この広域連合ですね、来年どれぐらい上がるかわかりませんけども保険料がですね。見直しをして本当に広域連合でしなければ施策ができないものなのか、それとも町単独で各介護保険の保険者、市町村単独でした方がいいのか、または同じような地域特性を持っているそういう幾つかの自治体、地域で介護保険を保険者としてつくっていく方がいいのかと、そういうことも検討していかなければならない時期に、時期にというよりももう3年たつ前にそういう矛盾が出とるわけです。 そういうことも少なからずその論議の対象になるんじゃないかと思いますけども、町長どうお考えでしょうか、答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 介護保険の現在の運用状況、そしてまたいろいろ地域の施設、そしていろいろな関係で地域的な特性、特性と申しますか、いわゆる特徴と申しますか、そういうとがあるということは事実でございます。福岡県全体で広域90何市町村が入りまして広域連合でございます。その中でも非常に地域の今言われましたような施設とか、それから考え方等の違いでバランスと申しますか、いろいろな違いがあるということは事実でございます。 そういうことを含めまして、今後相互扶助の精神でもって、広域連合では介護保険に当たっておりますが、遠賀郡の中でもそういう点について、今回給付費の見直しの中で議会で議決していただいた3月議会だったと思います。そういう中で議決していただいたこともございます。まあ、いろいろな考え方、矛盾と申しますか、いろいろな問題はございますけども、現時点では遠賀郡の連合の中では広域連合の中で15年度の保険料の見直し等も含めて検討をしていきたいというふうに思って現在おります。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) この介護保険の保険料の算定に当たって、国が割合として幾らと、各県や自治体が幾らと、1号被保険者、2号被保険者がこのくらいの割合だということで算定されとるわけですね。この介護保険料を決めるに当たって、このもともとこういう福祉制度、介護をしていくというサービスの制度が、措置制度から今のように選択制度というですかね、保険制度に変わる中で、私は詳しくは、詳しくは金額を覚えていませんけども、国の財政支出を相当減額しとんですよね、4,000億円とか5,000億円とかいう減額をして、そしてこれは県でも市町村でもそういう今までの措置制度と比べると相当な減額になっとるわけですね。その分被保険者の保険料としてそれが徴収されとるわけですね。 ところが、もう3年で300円も500円も引き上げられるのかと。で、またその3年後にはどうなるのかと、いわゆる高齢化社会ということで2025年がピークだとしても、その往復がありますので、今から50年はね、最低50年はそういう状況になるんじゃないか、また少子化の社会の中でもそういうことが50年以上もずっとこう続いていくんじゃないかということがあるわけですね。これはどうしてもね、やっぱこれは市町村の財政でも、また被保険者の財政、保険料としての財政でもね、それはその高額、高所得者は負担できるかもわからないけども、低所得者がたくさんおられるわけですね。1号被保険者の中で基準額以下、基準額も含めて以下の世帯が全体の七十四、五%ぐらいおると思います。それぐらいの人がやっぱり低所得者なんですね、住民税も払えない世帯なんですね。そこのところにやっぱり保険料として上げていくということになると、もうとてもじゃないが介護保険料を納められない、納められないとサービスも受けられないということになります。 これはぜひ、町長としても広域連合の中でも、またその国に対しても、国のそういう保険料に対し、この保険財政に対する国の支出をもっと大幅にふやせというふうに、やはり強力に主張していただきたいというふうに思いますけども、町長答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 広域連合の保険料の問題、それから今後の問題につきましては、遠賀郡の中で十分討議をし、県の理事会等で私どもも財政を含めまして保険料のあり方等につきまして強力に各理事の方々と国に対する要望等についても十分声を上げていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) それで、やはり不安なんですね、皆さん不安なんです。もう年金からさっ引かれて、もうあなたのとこはこれだけですよということで来とるところも不安なんです。それで、やっぱり早くどういう状況になるのかということもつかんで、住民に知らせていっていただきたいというふうに思います。 それから、この保険料の基準で今2,908円です。そして、その2,908円のところが本人の住民税が非課税の方が基準額ですね、基準額。それから第2段階、これは基準額のコンマ75割の金額になります、2,181円ですね、なるここが世帯全員が住民税非課税ということですね。そして第1段階、これは基準額の5割の負担です。今で言えば1,454円の負担ですけども、この該当者が生活保護の受給者、老齢福祉年金の受給者になっとるわけですね。そして、世帯全員が住民税の非課税というところが1段階なんですね。 で、お尋ねしますけども、生活保護の受給者、生活保護費が大体1人どのくらいこの遠賀郡では保護費になってるのか。老齢福祉年金の受給者、老齢福祉年金がいくら支給されているのか答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 答弁につきましては、健康福祉課長の方から説明をいたします。 ○議長(大森忠勝君) 花田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(花田申三君) 今岡垣が2級地の2でございますので、生活保護の、老人1人以上、まあ70歳以上の方で11万4,930円ほどが支給額と思っております。 それから、老齢福祉は今ちょっとここ資料ちょっと持っておりませんで申しわけありません。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) 今ね、11万何ぼ、生保者で1人、そんなにないですよ。1人ね、7万少し切るぐらいじゃないかと、7万円老齢加算入れても8万ぐらいやないかというふうに思います、ね。 ○議長(大森忠勝君) 花田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(花田申三君) 申しわけありません。今のは住宅扶助費が入ったところの数字でございます。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) いずれにしても老齢福祉年金も4万少しぐらいじゃないかというふうに思いますけども、これも後日で結構ですので明らかにしとってください。これはですね、岡垣町内のある夫婦の年金額と保険料がどのくらいになっているかということです。それでコピーをさせてもらいました。ある世帯2人ですね、70歳を超えています。お父さんの年金が介護保険が引かれる前で2カ月で8万7,332円、1カ月にすると4万3,800円ぐらいですか。奥さんが年金が2カ月で6万8,666円、1カ月3万何ぼですね。 こういうここの世帯は、介護保険がどの段階かと、明らかに老齢福祉年金額よりも低い、生保生計よりも低いですね。もう半分ぐらいの収入しかない、そこでも第2段階なんです、保険料がですね。1カ月2,181円納めなければならないというところですね。今度そういうところでも平均500円、300円と保険料が上がってくることになるわけですね。こういう矛盾があるというのは町長御存じですか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) この矛盾についても私も承知しておりましたし、そこらあたりについてはさっきの答弁で申し上げましたように、私どもとして広域連合の中でいろいろと議論をさしていただき、もう県の方には要望をいたしておるわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) まあ、そういう矛盾がやっぱり全国であるわけですね。それで、最近の報道でも保険料の減免措置をする自治体がこの半年で120自治体ふえて429自治体、まだまだ全体の13%ですけども、そういう保険料の実態を反映して、幾らかでも措置をしていこうという自治体がふえているわけですね。厚生省は、こういう減免をしなさんなという通達を出しております。保険料の免除はしない、収入によって一律に減免はしない、減免の財源を一般財源から繰り入れない、こういう3原則を地方自治体に押しつけて減免をするなということに躍起です。 それでも、さっき言ったように429自治体が減免措置をとっております。そして、この中で今の厚生省の3原則の枠を超えて減免を実施している自治体が116自治体減免しとるわけですね。で、これまでも指摘してきましたように保険料が納められないと介護サービスが受けられないということになります。納められる、納められない数も、各議会ごとでこれまで尋ねましたところ200世帯を前後して上に上がったり、下がったりしよりますけども、いずれにしろそういう要介護者の中でもやっぱり90人に上る人たちが保険料が納められないという実態もこれまでも明らかになっております。広域連合だから保険料の減免はできないということであれば、そういう理由であれば、もう広域連合から脱退して町単独で保険者になってもらって減免措置をしてもらいたいし、また介護サービスの利用料についても各自治体が努力して利用料の減免をとっております。今度介護サービスを、ホームヘルパーを保険が実施される前から実施されてあったところは3%、普通1割の10%の利用、サービス利用料の負担ですけども3%でした。それが、今度は来年度からもう6%に取っていこうと、こういうことで厚生労働省は予算をやっぱり計上してきよるわけですね。 だから、相当な負担増になるということが見込まれます。今度の予算の中でも一概に言えませんけども、情報センターの建設では約6億5,000万ですか、費用を使って建設していこうと、町の活性化を図っていこうということです。そういう気持ちの一たんでも、一たんでもそういう低所得者の方々に矛盾のある保険料の該当する方々にでも助成措置をとっていこうということをぜひしていただきたいとこう思うわけですね。町長、答弁を求めます。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) さきに答弁書で申し上げましたように町独自の減免、そして助成制度、保険料につきましてもさきの議会で申し上げているように、申し上げましたし、先ほども申しておりますように広域連合に入っておりますので、減免制度の創設については町独自では現在できないような形でございます。そしてまた、低所得者に対する軽減措置についても私どもも理事、遠賀支部、そしてまた県の理事会等で措置を行うように強く要望をしていきたいというふうに思っております。 そういうことでございますので、今平山議員から言われましたことについては、たびたび申し上げておりますように広域連合、そして助成についても確かに市町村の単位でありますけども、岡垣町では現在そのことについては考えてはおりません。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) ぜひ、そういうところにも目を向けないとどういう町政かということが、やっぱ問われてくるということになると思います。そういう保険料に当たっても1段階、2段階、3段階とこういうところで矛盾があるわけですね。そういう矛盾については、早急に是正措置をとると、これが国が決めとることですけども、そういう中で各地方自治体で努力して、その格差を埋めるということをぜひ検討していただきたいと思います。 次に行きます。教室の冷暖房ですけども、国の予算ですね、非常にかかるということで財政当局と、財政当局は教育委員会と検討を、これから検討していこうということですね。しかし、予算は組まれとるわけですね、組まれるわけです、来年度に向けてですね。そういうときに、やはりこの予算を活用して、そういう予算を活用して幾らかでも岡垣町民の児童生徒のそういう勉強しやすい環境づくりをしていこうとこういうことが求められるわけですけども、まだまだこれから来年度の予算が組まれる時期だというふうに思います。 それで、検討するということは、その答弁の中では夜間の電力活用型とかなんとか難しいことが言われよりましたけども、そういう設備をした学校にしかそれをできないというふうになっとるのかどうかですね、私の資料ではそういうふうにはなっていません。それは、もう当局が教育委員会を通じて確かめとるというふうに思いますので、今の答弁のとおりかなというふうにも思いますけども、そこのところを再度確認をして、また後日答弁していただきたいと思います。 それで、山田小学校も含めて新しく建てかわりました。それで、各学校の今冷暖房、エアコンの空調施設設備がされている職員室とかありますけども、どことどことどこがされておるのか答弁お願いします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 教育総務課長に答弁させます。 ○議長(大森忠勝君) 吉田教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉田清人君) 今7校ありますけども、小学校関係を管理棟はついております。それから、一部特別教室等も今現在ついておるところがあります。詳細はまた、どうしましょうか、よろしいですか。 ◆議員(平山弘君) はい、はい。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) 必要、最低限必要なところはそういうんでつけられております。しかし、本当にことしは今までになくやっぱり気温が上がって大変な状況でした。それで、教育委員会として学校でそういう気象測定、前は学校のちょっとしたところに百葉箱が置いてあって、雨量とか温度計とか、温度とかいろいろはかれるようになっとりましたけども、今そういうのを必ずせないかんというふうになっとるかどうかわかりませんけども、今学校でそういうのも見かけませんけども、その温度とかそういう雨量の問題とか、そういう気象について学校では記録するようになっとりますか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 冬の間、やはり寒い日が続きますので養護教諭にお願いしまして冬の間チェックしております。例えば10時、あるいは午後3時というふうに決めて冬の間してます。ことしの夏は、全校的にはとっておりませんけど、聞くところによりますと窓際の暑い日は32度、日の当たらないところでは30度と、校舎の向きによってまた違いますけど、一応そういうふうに把握して、今後ともやはり養護教諭にお願いしましてきちっと夏の間ですね、それと冬の間きちっと測定をしていただこうと思うております。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) ぜひ、それをしていただいて、どのようなやっぱり温度の中で子どもたちがそういう勉強をしているのか、どういう環境の中に置かれてるのかという実態をつかんでいただきたい。 それから、国が今想定しとるのは夜間電力活用型ということで、1基エアコン設備をするとして100万円とですね。しかし今、普通家庭でもエアコン設備がされておりますですね。各教室にするとして、教室ぐらいのスペースでいけば、やはりエアコンをつけるとしても、維持管理費はまた別にしても20万から25万ぐらいあれば、これはちょっとわかりませんけども、教育総務課長がいやいやちゅて首振りよるからちょっと私も何とも言えませんけども、そういう費用でできるんじゃないかというふうに思うんですね。 だから、そこらあたりの兼ね合いがありますけども、そこらあたりじゃぜひ教育委員会も、それから町長も研究していただいて、今の文部科学省の意向に沿ったような形でね、そしてまた高い設備を、設備費をすることにならんなら、少しでも軽減できるような形で、やっぱり順次教室の冷暖房化に向けて進んでいただきたい、まあ検討するというふうに答弁がありましたので、それを期待しとりますので、来年度の予算編成に向けて、ぜひ検討していただきたいと思います。 次に行きます。駐輪場が約1,000台スペースがあって、7割ぐらいの活用だと。それで、盗難については今の町長の答弁では町に届けられたものが一、二件、警察に届け出たもんが二、三件と、こういう数字ですけども、大体岡垣町で駐輪場だけではありませんけども、バイクや自転車の被害がどのくらいにあるのかという実態をつかまれとると思いますけども、どう把握されておりますか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 管財課の方から、課長の方から説明をさせます。 ○議長(大森忠勝君) 小田管財課長。 ◎管財課長(小田勝人君) 町長が答弁しましたように管財課の方には一、二件で、警察には月に二、三件ということで、大体30件程度、自転車で30件、バイクも30件、計60件程度が管財課が調べた数字でございます。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) 年間、年間ちゅうことでしょ。これは、ちょっと私が別のところから調べましたけども、県警の調べでことしの1月から6月までの間に岡垣町でバイクの盗難が58件、自転車が25件、遠賀郡全体ではバイクが100件、自転車が106件というちょっと数字を私持っとりますけども、これは駐輪場だけじゃありませんね、全体としての分です。 ところが、駐輪場でバイクが盗難に遭う、自転車が盗難に遭う、警察に届け出ても何もしよらんわけですね、書類書いて盗難届を受け付けるぐらいで、それを調査してそういう犯罪者に対して厳しい、やはり対処をしていくということがされておりますか町長、どのように認識されておりますか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 盗難届が出され、警察としても捜査はされておると思っております。まあ、私ごとで失礼ですけども、私の家の裏に放置されたり、そういうことで私どもも届けたこともございますが、警察の方では盗難届、そして盗難番号と申しますか、そういうとの照会等については十分対応はしていただいております。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) 一般町民が思いよるのは、警察に届けて何になるんやろうかということで、もう1回、2回は届けるけれども、あとはもう届けないということですね。それと、その盗難届出てないけども寸借などを含めて、乗っていって、そしてもう放置すると、悪い人は川の中に投げ込むという状況もあります。いずれにしろ、町民の財産が侵害されよるわけです、侵害されよるわけです。まあ、自転車といえども1台安くて1万5,000円、高くて、高くてちゅよりも高いのはいろいろありましょうけども、やっぱり5万も6万もするんじゃないかというふうに思います。バイクでもいろんないたずらに遭う、修理すると1万、2万すぐかかりますよということですね。 そういう被害が町長答弁ありましたように、やっぱりね、だれもいない夜間に起こっているんじゃないかと、これは昼間人がおるときには盗難がないということですのでね。それで、そういう夜間に盗難防止の施策をする必要があるんじゃないかというふうに思います。これから検討していこうということですけども、例えばシルバー人材センターの方などに夜通しパトロールするというのも人件費などの関係があって大変だろうと思います。やっぱり一番今必要なことは、そういう盗難防止のための監視カメラといいますか、それを設置することが必要じゃないかと、今度の一般会計補正予算で計上されております東中学校、窓ガラスが割られて非常に被害を受けとるということで監視カメラを3台設置しますね。費用として約145万円ぐらいの費用ですね。 山田小学校はもう門扉もないオープンになっとります。そこでも監視カメラ4台据えて、そして、開校して、新築されて1年ちょっとでしょうけども、被害の報告がされてないということなどを見ると、やっぱ24時間そうしてきちんと監視をしていけば相当な防犯対策になるんじゃないかというふうに思います。 それで、ぜひ実行ある防犯対策をとっていただきたい。町長、最後答弁願います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。
    ◎町長(樋髙龍治君) 駐輪場の盗難につきましても場所によって非常に、場所場所によってとられる場所が多い場所と、監視の目の届きやすい場所といろいろあるわけでございます。これについても先ほど申し上げましたように監視カメラの設置については、今後十分に調査検討をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 11番、平山君。 ◆議員(平山弘君) 以上で一般質問を終わります。 ○議長(大森忠勝君) 以上で11番、平山弘君の一般質問を終わりました。……………………………………………………………………………… ○議長(大森忠勝君) 暫時休憩いたします。再開は15時50分の予定とします。午後3時35分休憩………………………………………………………………………………午後3時51分再開 ○議長(大森忠勝君) 再開いたします。 15番、竹内和男君の発言を許します。15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) ただいま議長の方から許可が出ましたので、9月定例会における一般質問を行わせていただきます。本定例会の一般質問では、合併問題及び岡垣町の教育行政についてお尋ねいたしたいと思います。 まず、教育問題についてハード、ソフトの両面からお伺いをいたしたいと思います。 1点目に学校図書の充実、活用についてであります。 本年4月より完全週休5日制の導入と同時に小中学校の新学習指導要領が全面実施されました。新学習指導要領は、完全学校週5日制にあわせて授業時間数を減らし、教育内容を大幅に削減しております。その目的は、児童生徒たちが自立的、自発的に使える時間を増加させ、体験活動、スポーツを楽しんだり、親子ともどもの活動がふれあい、結びつきを増進させ、個性豊かな学習へ進むことを目指していると言われております。 これがいわゆるゆとり教育と呼ばれるものでありますが、反面学力の低下を招くとの批判があることも事実でございます。 しかし、その是非はともかくとして、1996年に当時の文部大臣の諮問機関であります中央教育審議会、いわゆる中教審が出しました答申、21世紀を展望した我が国の教育のあり方についての中で理念として上げるのがこのゆとりとともに生きる力であります。この生きる力を要約すれば、みずから課題を見つけ、みずからが学び、みずから考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質、生まれるつきの性質や才能と言われております──いや能力だと言われております。さらに、答申は学校では知識を一方的に教え込むことになりがちだった教育から、子供たちがみずから学び、みずから考える教育へ転換すべきと提言をいたしております。 そこで、教育資源である学校図書の充実及びその活用とサンリーアイ図書館のネットワーク化を図り、各学校に対しサンリーアイ図書の貸し付けができないかあわせてお尋ねするものでございます。 次に、学校施設の充実についてお伺いをいたします。 建築基準法に基づく建物の耐震基準は1968年、昭和43年の十勝沖地震、1978年、昭和53年の宮城沖地震などによる被害を踏まえ、71年、昭和46年、81年、昭和56年の2回の大幅な改正がなされております。特に81年、昭和56年の改正では、震度6強の揺れに対しても建物が崩壊しない、耐震性が求められているわけであります。 そこで、我が町の7校の現状とその対応策についてどのように考えておられるのかお尋ねいたします。 次に、文化、芸術政策についてお伺いをいたしたいと思います。 昨年、12月7日に文化芸術振興基本法が施行されてからはや9カ月が経過しております。同法の14条に地域における文化芸術の振興、また同法35条では、文化芸術振興にかかわる地方自治体の役割を規定いたしているところでございます。そこで、政策提言より生まれた新世紀アーツプラン、文化芸術創造プランのメニューの一つとして、子どもの文化芸術体験活動の推進がうたわれております。児童生徒に対しまして、良質な文化、芸術に触れる機会の提供を強力に進めるべきでありますが、どのような見解を持っておられるのかお伺いをいたしたいとこのように思います。 最後に、合併問題についてお伺いをいたしたいと思います。 昭和63年からスタートいたしました合併論議は、任意協議会の昨年9月末での解散を受けて、一たんは白紙化したように見えましたが、岡垣町を初め3町の議会決議で極めて現実味を帯びてまいりました。樋髙町長の英断を求めるものでありますが、その見解についてお尋ねをいたすものであります。関連する諸問題につきましては、自席より行いますので、執行部の明快にして簡潔な答弁をお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 竹内議員の一般質問の最初の教育行政について、学校図書館の充実・活用についてにお答えをいたします。 子どもが自主的に読書を行うようになるためには、乳幼児期から読書に親しむような環境づくりに配慮することが必要であります。家庭、地域、学校においては、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高め、進んで読書を行う態度を養い、生涯にわたる読書習慣を身につけることができるよう子どもの発達段階に応じて、子ども自身が読書の楽しさを知るきっかけをつくり、その読書活動を広げ、読書体験を深めることが肝要であります。そして、子どもが興味を持ち、感動する本等を身近に整えることが重要でございます。 このような観点から、町としても、その健全な発達を図り、もって学校教育を充実することを目的とし、小中学校の図書の充実に向け取り組んでいるところでございます。 次に、学校図書館と公共図書館、サンリーアイの図書館のネットワーク化、団体貸し出しについてでございます。 学校図書館とサンリーアイ図書館のネットワーク化の考えについてでありますが、現在、情報推進課との協議の中で、各小中学校の図書館とサンリーアイ図書館をネットワーク化することにより、子どもたちの本を読む機会、学習用として図書の有効活用を行うこと。また、児童への図書の貸し出し、先生への教材用図書貸し出しなどの取り組みを検討をしているところであります。 次に、学校施設の充実について、学校施設の耐震性強化についてでございます。 学校施設の充実の耐震性強化についてでありますが、平成7年に発生した阪神・淡路大震災や平成9年に鹿児島県で発生した地震による建築物の地震被害は、公共施設の建設、管理を行う者にとって大変衝撃的であり、建物の地震に対する安全性確保を強く認識させられる出来事でした。福岡県も地震の発生のおそれが少ない地域であるにもかかわらず、学校校舎等の公共施設に数多くの被害が発生すると予測されています。岡垣町立小中学校は、山田小、海老津小、岡垣東中を除く小中学校は老朽校舎であり、今後何らかの対策を考える余地があります。 次に、文化芸術行政についてでございます。 児童・生徒に対する音楽・演劇・映画等の良質な文化芸術に触れる機会の創設についてでありますが、平成2年に岡垣町平成育英資金給付事業を制定し、平成10年で廃止されるまで、25人が社会に巣立ちました。バブル以後の基金の利子などが過少となり取り崩しが困難となったため廃止となった経緯があります。これにかわるものとして、平成13年度に制定しました「エンゼルプラン」の中に、芸術やさまざまな文化になれ親しみ、社会人として必要な、国際性を養う機会を提供するため、国内外の映画、音楽や演劇鑑賞等の芸術、文化事業への支援を図ってまいりたいと思います。 なお、教育行政等の諸問題については、教育長に答弁をさせますので、よろしくお願いいたします。 次に、合併問題でございます。7月15日の議会決議の尊重についてでございます。 合併問題についての本年7月15日の臨時議会における岡垣町・水巻町・遠賀町の3町合併協議会設置の議会決議の尊重についてお答えいたします。 私は昨年、公約の一つに遠賀郡4町合併を掲げ、町民の信託を受け町長に就任させていただきました。私は一貫して、合併については遠賀郡4町を基本に進めなければならないと申し上げてきた次第でございます。 昨年の9月に芦屋町が遠賀郡4町合併法定協議会に参加しないことになり、事実上遠賀郡4町の合併が白紙になったわけですが、その以後においても歴史的、文化的、地域的、産業的にも密接な関係にある芦屋町といろいろな協議を重ねてきました。その中でも、具体的な取り組みとして岡垣の波津漁協と芦屋町の2つの漁協との合併問題も平成15年4月をめどに進めているところであります。 こうした中で、本年の7月15日に岡垣町議会「岡垣町・水巻町・遠賀町合併協議会の設置を求める決議」が賛成多数で可決されました。本決議については、代表議員の議会質疑の中でも明らかにされましたように4町合併が基本であると答弁をされておりました。 4町合併が基本であるとするならば私の方針と議会決議は何ら変わることはない、問題は芦屋町の参加を促すことが当面の課題であると判断いたしたところです。 まず議会決議後の8月26日に水巻町長、遠賀町長と私の3者会議を開催し、議会決議に対する各町長の意見交換を行い、9月議会終了後改めて今後の協議日程等を協議することといたしております。私はこの席上で、遠賀郡4町合併を基本としてきたことから、芦屋町に合併参加の申し出を行うことを伝えました。 当日の会議終了後芦屋町の鈴木町長に、9月4日には本田議長に直接面談し4町合併参加の申し出を行ってきたところでございます。このことは今回の議会決議を十分尊重いたしますと申し上げてきた行動の一環でもあります。 その後、芦屋町では、「明日の芦屋町を考える会」が発足され、4町合併の住民発議の署名活動を行う報道がされている状況にあり、定かではありませんが、私の4町合併の働きかけの成果もあったのではないかと考えております。 一方、岡垣町においても「岡垣の未来を考える会」でも3町の先行合併を目指した住民発議の署名活動に入る申請手続が行われております。 今後、芦屋町の「遠賀郡4町合併」の住民発議、岡垣町の「岡垣町、水巻町、遠賀町の3町先行合併」の住民発議と、合併に向けての議論が一層活発になっていくものと考えられます。 合併については、遠賀郡域という4町合併の方向で10数年来議論されてきた経過がありますが、岡垣・水巻・遠賀の3町先行合併については過去一度も議論されたことがなく、住民に説明した経過もありません。 本決議を尊重するためにも、今後3町合併について住民の方々がどのように考えておられるのか、住民の民意を把握することが大事であると思っております。 そのため、各種団体や出前講座などで住民の方々の御意見を聞かせていただいておりますが、3町合併については大変厳しい御意見が多いのも事実でございます。 今後、合併特例法を視野に入れながら地区懇談会や各種団体との懇談会など、住民の意見を聞く場所を設けたり、住民アンケート調査を実施し、さらには民意の把握に努めることが私に課せられた責任であると痛感しているところでございます。 合併は岡垣町百年の大計であり、真に岡垣町住民の福祉の増進に向けて、その方向性を見定めて取り組んでいく所存でございます。諸問題を把握し検討するため、職員による行政課題研修班に、合併問題をテーマとした調査研究もさせております。 このような取り組みの状況を踏まえ議会の皆さんと十分議論を尽くして合併問題の取り組みを進めていきたいと考えております。 以上この場でお答えをいたしまして、あとは自席で質問を受けながらお答えしますのでよろしくお願いします。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) 教育行政について。 1、図書館の充実、活用について申し上げます。 町長が申されましたように、岡垣町立各小学校においては、法律上、平成15年度までに司書教諭の配置が義務づけられており、各学校において計画的に司書教諭有資格の養成に取り組んできたところです。現在の状況としては、有資格教員が小学校で計5名、中学校で4名います。このうち今年度、司書教諭として辞令を発令した学校は、小学校4校、中学校1校となっています。平成15年度は全学校で発令する予定です。なお、現在は司書教諭と町が雇用している臨時図書司書と協力して、子どもたちが、みずから学ぶ方法を指導したり、充実した読書生活を送れるよう教育活動を行っています。 また、資料情報のカウンセラーとして授業方法の改善を提起したり、子どもへの個別指導を行い、さらに、学校図書館利用指導(学び方の指導)の計画や読書指導の計画をつくり、読書活動を活発にし、「心の教育」を推進しています。 2、学校図書館と公共図書館(サンリーアイ図書館)のネットワーク化(団体貸し出し)を行う考えはないか。 岡垣町教育委員会として、情報センター建設が計画され、稼働すると、小中学校の図書館とサンリーアイ図書館をネットワークすることにより子どもたちの本を読む機会、また学習用として図書の有効活用を行うことができる。議員御質問のサンリーアイ図書館から団体貸し出しもできるものと考え、すばらしい取り組みであり、協議していく所存であります。 2、学校施設の充実について。 学校施設の耐震性強化について。 学校施設の耐震性強化についての御質問ですが、平成13年に制定いたしました教育基本構想に向こう10年の間に、山田小学校、海老津小学校、岡垣東中学校を除く各学校につきましては、昭和40年代の建築で老朽化しているのが現状でありますが、今回の耐震検査を実施することにより基準値以下の結果が出ることで「支え工法」による施設となれば美観、通路も損ない、使い勝手が悪いなどにより、町としては、現在の厳しい財政状況にあり、今後は、財政当局と十分協議しながら検討していく所存であります。 3、文化芸術政策(行政)ついて。 (1)文化芸術に対する音楽・演劇・映画等の良質な文化芸術に触れる機会の創設。 文化芸術政策(行政)についてですが、町長が申されましたように平成2年度から岡垣町平成育英基金給付事業により大学生に支給していました事業が廃止され、それにかわる事業として、町長部局に平成15年度事業としてお願いし予算化を検討していきます。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) ただいま答弁がございました。解決できるところからということで、サンリーアイ図書館のネットワーク、いわゆる団体貸し出しということで、各学校図書室との交流についてはすばらしい取り組みになるだろうということで前向きに評価をしていただきましたし、今からつくる町の施設との関連の中でやっていかれるということの答弁がございました。これは私も肯定していきたいと思います。もともとの学校図書の充実活用について、今答弁がございました。資料もきちっとしたものをいただいておりますので、あんまり細かい論議は避けたいと思います。ただ、まあこの中で学校図書標準というのが、まあ御存じだろうと思いますけども、目標の数字といいますか、蔵書冊数というのがございます、基本的に。これが1993年、平成5年に文部省が当時定めたものでして、99年5月の時点では全国平均ですと26%にすぎないものが、我が町この資料をいただいた中では平成13年、14年と着実に達成をされておりまして、内浦小を143.8%、海老津小131.6%、山田小110.5%、戸切小137.9%、岡垣東中113.0%ということで、いずれも学校図書標準については達成をされておりまして、残念ながら吉木小と岡垣中学校が、吉木小が93.3%、岡垣中学校が85.5%ということで、まあこの辺のとこの大規模小学校の部分が中学校がちょっと未達成ということで、14年度の予算もかなりここについては今増額をされてるようですけども、この部分がこれだけ100、内浦小をちょっと上げるのはなかなか児童生徒数、またクラスの数が少ないからいきなりは言えないわけでありますけども、未達成の理由というのが教育委員会の方でつかんであれば、その点お答えをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 吉田教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉田清人君) これは、文部省が交付税の算定基準がありますので、それに基づきまして今内浦小学校6クラスでございますので、この今基準に基づきまして、これまで計上さしていただいたわけでございますが、若干内浦小は100%以上、冊数として、しましては充実をして──しましてはされておるという状況でございます。あくまでも文部省の交付税の算定基準に基づきまして冊数を決めております。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) まあ、そういうことでありますけども、吉木、岡垣中学校についてはまだ達成をされていないということで、ぜひ機会均等というのがございますんで、同じ町内の教育を受けるにあって、設備が充実していないということに対しては、やはりこれは一層の努力が要するんではないかということで、ここについては予算を増額してでも早くやっぱり100%、せめて137とか110とか130、143%とかあるわけですから、せめて100%にいくように、少し増額してでもそんなに大きな金額じゃないんですね、個々二、三十万ずつぐらい増額すれば恐らくいくんじゃないかと思いますが、そういうお気持ちはございませんか。 ○議長(大森忠勝君) 安部教育長。 ◎教育長(安部欽一朗君) ことしと来年にかけまして両校が100%以上になるようにいたします。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) 力強いお答えです。まあ、私も岡中のPTAの会長をさせていただいた者として、非常に喜ばしいことじゃないかと思いますし、またあと個人の蔵書というのがよくいろんなところを回っておりますとサンリーアイに寄贈してもいい、学校に寄贈してもいいということで、この場合担当の吉田学校教育課総務課長とお話したときも、ある小学校OBの方々が匿名で20年間ですかね、蔵書を送り続けたというお話が、まあわずかな金額でありますけども、それで買える範囲、毎年毎年匿名で送ったのが、あるとき名前がわかって御招待をされたと。そして行ってみたらちゃんと匿名だったからそういう会だということで向こうが何とか文庫みたいな形でしてあって、いたくその卒業されたOBの方が感激をされたということで。まあ、今から国税についても地方の税金についても全部を賄うほどには恐らくなくなってくるだろうと思います。 そういう意味では、ぜひそういうことも子どもたちにもいい話を聞かしてあげる、お土産話てまさにこんなことだろうと思うんですね。岡中の方も壁に書いております、私を伸ばす村を伸ばすですか、村を伸ばす私伸ばすだったでしょうか。そういう形でぜひ生徒の育成のためにも良書を提供していただくということで頑張っていただきたいと思います。 ところが、ここで1点調べていただいてるかどうかわかりませんけども、学校図書購入費の流用について文部科学省に対して調査するようにということで、我が党の議員の方から質問をさしていただきまして、文部科学省についてはこれ至急調査をしますということでございます。 ところが、学校図書の協議会というのがあるんだそうですけども、そこが全国の1,000の自治体に対して調査しましたら65%ぐらいですかね、が要するに予算措置をしてないと。国から本年度、平成14年度から初年度とする5年間で650億円のこの学校図書の充実のための予算が配付されるようになってます。本年度が約130億円各自治体に配られております。それは、図書整備費、学校図書整備費という名目で交付税の中に算入をされておるそうであります。これが我が町も流用してないかどうかですね。これが一般の備品購入費とかに上げておる。ですから、ここでお尋ねしたいのは、我が町がこの購入する金額をこうして書いていただいておりますけども、これはどういう名目で予算化をされておるのかですね。 それと、入りの部分で先ほど言いますように交付税に算入されてきたときにそれを財政当局がちゃんと認識をされておるのかどうかですね。それと、もし総額が幾ら岡垣町に配分されてきたか、わかっておればお答えをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 吉田教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉田清人君) 議員御質問の図書整備の予算措置についてでございますが、これは岡垣町は小中学校を毎年整備しておりますけども、これは地方交付税算定基礎に基づきまして予算措置をしております。ちなみに13年度が小学校は地方交付税で入って──申しわけございません。14年度の地方交付税が算定では144万9,000円ということであります。これが14年度の今予算でございますが152万7,000円ほど計上さしていただいております。これは、先ほど申しましたように地方交付税の算定基礎というのがありますので、これに基づきまして増書を計画をさしていただいております。 それから、地方交付税の算定でございますが、13年度には138万、それから中学校では130万5,000円でございますが、実際のこの決算でございますが、小学校では159万2,000円、それから中学校では147万3,000円でございます、そういうことで交付税算定の基準に基づきまして増書を計画さしていただいております。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) まあ、財政の方がちょっと答えておられないんですけども、私の方の手元にあるのは山田小学校は建てかえということで新しく学校図書をなさったと思うんですね。ですから、今のお答えでは数が、ここの資料が538万5,737円というのが平成13年度の決算で一応増書をされてるわけですね。これは、新しくされたということで大きな予算をとってるわけでありますけども、本年度はちなみに15万ということですね。それが整備をされたから金額が減ってるわけでありますけども、岡中が14年度で100万6,000円、まあ教育長が言われたこれだけしてるから100%と言われるんだろうと思うんですけども、そういう意味で国が予算措置をしたものについて、ゆくゆく社会保障費でもそうですけども、お年寄りについては65%ぐらいが、社会保障費の65%が措置をされてるわけですけども、この少子化対策といいますか、子どものためには3%ぐらいしか予算化されてないわけですね。 そういう意味では、そのお金をよそに流用するようなことがあったらもってのほかだと思うんですよ。高齢化イコール少子化、少子化は将来の財源を支える人たちですから、その人たちにもうあてがえれるという予算を曲がりなりにもよそに流用することのないようにきちんと使わなきゃいけないときはしっかり使っていただく、また成長していただければ、人材が一番の私は宝だと思うんですね。そういう意味では、まあ本町にあります吉田滋基金でもそうですけど、成功された方の遺族の方がやっぱり5,000万かなんか基金をつくってくださいと言われる。やっぱりよその町でもそうです、香春町かどっか、福岡のタクシー会社の会長さんが何億か、体育館の半分のお金を出してくださってるんですね。もう全然町から離れられてる人ですけど、御自分のふるさとにそういうのがあります。大阪でもそういうのがございました。何十億か美術館をつくるために半額以上のお金を出してくださったお金持ちがいらっしゃるんですね。 そういう意味では、やはり一人一人の生徒を大事にしていく、また良書に触れさせていくことによって、そういう奇特な方をつくる。もうこれはやっぱり大事なことだと思うんですね。何でもかんでも行政に頼る人ばっかりではどうにもなりませんので、逆に行政を助けてやろうという方をつくるためにも良書に触れさして、意識啓発してどんどん成長していただくちゅうことがやっぱり一番大事なことではないかなとこのように思います。まあ、今流用がないということでございますんで、また後で財政をよくそれは調べていただいて、つぎ足してでも本来は整備をきちんとやっていただきたいとこのように思います。その点だけお答えをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 地方交付税の中に図書の問題もあるわけでございます。これについても、今竹内議員言われましたように、私も岡垣町の将来を担う人材の育成については、読書は大きなウエートを占めておるわけでございます。これについても、私十分に配慮して予算配分については十分検討していきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。未来を担う子たちの今、本当に合計特殊出生率でいきますと、遠賀郡は、九州全体もそうですけども非常に少ないんですね、1.33と言われております。それから、まあ1.57ショックと言われた平成2年でしょうか、90年か91年がそうだと思うんですけども、あのひのえうまのときよりも下がったのがその年なんですね。それで、言葉として1.57ショックという言葉が生まれましたけども、さらに今は1.33、2.08ないと人口が再生しないと言われてるわけです。あの大陸、中国の方も一人っ子政策というのはとっておりますけども、急速な高齢化のために今は条件が整えば2人でも認めると、緩くされてるというのが、やはり高齢化というものを、あそこは人口がふえ過ぎると国が滅びるわけですね、食料は絶対なくなりますから。 そういう意味で国が厳しく人口を抑制してるところですら高齢化の問題でやはり民俗の維持といいますか、人口の維持をしていくためには、ある一定の出生率、合計特殊出生率を維持しなけりゃいけないということは事実だと思います。 そういう意味では、もっともっと、子どもたち、若年世帯の方に、いろんな形での援助が必要だということは、今、多くの識者が言われているとこでございますんで、ぜひ、町長、そのように、図書であっても、前向きな形で対処をしていただきたいと思います。 続きまして、これは、この問題も含めてそうですけども、大事な問題になります。これは、あとの問題ともリンクするわけでありますけども、今度はハードの面ですね、教育施設のハードの面です。これは、学校施設の耐震性を上げるという問題で、先ほどは、山田小学校、海老津小学校、東中でしょうか、こういったとこ除く学校については、旧耐震基準でつくられておる関係でもてないということで言われておりました。 以前も、私が質問をいたしましたときに、前助役であります早川助役も、町内の施設については、5強、6についてはもてる施設はありませんということで、まだ、ここがたしか建ってないときだったと思うんですが、そういう答弁もなさっておりました。 そういう意味で、耐震基準に合うような形ということで、町長は先ほどの合併の方の論議の中でも、岡垣町大計百年というようなおっしゃっておりました。で、今、地震の方でよく言われているのは、活断層というものと大陸、海洋型のプレートの地震、2つ、何か大きなものがあるようですね。一つは、今、東海地震というものが震源域がずれて、名古屋まで強化地域に入ったということで、愛知県全体が、どうも入ったようでございます。 で、非常なスピードで学校の耐震化をしていないのを今、時間との競争だと言うて、あそこの名古屋の市長は、今やっておられるんですね。しかも、東海地震以外の南海とか、東南海地震も想定されていまして、驚くべき結果というのが、もう既に各種ございますけども、大新聞が社説で、もう、あるかないかの論議じゃなくて、東海地震については、もう必ずあると、近々あるという気持ちで対処をしなきゃいけないということで、今まで強化地域に入るの渋っておった自治体も、ほとんどが、もう自主的に申請されて、その中に入ったということを言われております。 ただ、町長の御答弁にありましたとおり、九州のこの地域ちゅうのは、非常に地震が少ないことも事実なんですね。ただ、周りに2つの大きな活断層を抱えておるということは、県が調査したことも、以前、私もこの場で申し上げました。 ですから、5弱か5強ぐらいまでは、この岡垣町でも起こり得るということを言われておりますので、先ほど申し述べましたとおり、6強もしくは6弱の地震が起こったときに、建物倒壊、もしくは崩壊をして、避難されている方々が危険な状態にならない。また、昼間であれば、児童生徒がそういうものに合わないような学校づくりというのはやらなきゃいけないということでございますので、そうすると、岡中、もしくは山田、海老津小学校を除く戸切、吉木、そういったところの学校については、耐震診断というものを例えば、それから先にお金がかかるという命題があるにせよ、やはり、どこからか一番危険なところ、また、生徒数の多いところから、耐震検査といいますか、診断を行うべきだと思いますけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 私も、竹内議員が言われましたように、私自身も、福岡は地震が少ないというようなことで、福岡の方、百道近所には、コンピューター関係の会社も大変あそこに集まったわけでございます。そういう中で、実は活断層が走っておるというようなことがわかり、また、そこらあたりについても、非常に危機感を抱いておるという会社が多いというふうに聞いております。 また、岡垣町におきましても、耐震検査については、今、申し上げましたように、3つの学校については、非常に老朽化が進んでおります。これについても、今後、十分検討して、耐震検査へ向けての、ちょっとそこらあたりの検討を早急にしたい、いきたいというふうに思っております。 また、具体的な方法等につきましては、教育委員会の方から答えさせますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大森忠勝君) 吉田教育総務課長。 ◎教育総務課長(吉田清人君) 今、御質問の件につきましては、文部科学省も、一応、県の方に経由いたしまして、この検査をしなさいということで、今、上がっております。一応、17年度までに、この耐震検査をやるようにということで言っておりますので、一応、その点につきまして十分協議いたしまして、報告させていただきたいと思っております。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) ぜひ、やっていただきたいと思います。 まあ、答弁の中にも、確かに見かけ上悪いわけですけども、名古屋の今の状況も急ピッチでおくれているから、今まで強化地域に入ってなかったもんですから、盛んに今、補強されているんですね。あの姿見るときに、やはり私たちは、ないといっても、両方に警箇断層だとか、隣の宗像の方に走っておりますし、また、直方から来た断層があります、活断層が。 例の鳥取地震のときに、水巻の庁舎が3階のとき揺れたというわけですね、地盤が悪い。ですから、ここだけに限らず、山にいる人はなかったし、平地の部分の方は揺れたというふうに、まあ震度1であっても、そういうふうな揺れもございます。ましてや、直近にそういう活断層があれば、必ずしも、大陸型のプレートの地震ではなくて、そういうものが起こる可能性もありますし、現在、GPSというのが、御存じのとおり日本国内上に、ある一定の間隔に全部設置されておりまして、宮崎沖の方に向かって九州の東部、西部が引っ張られておると。既に十何センチか、もう地核がずれているという話もあります。 ですから、頻繁に南部の方起こっておりますけど、北部が絶対安心だということは、また言えないわけですね。そういう意味で、必ず対策を講じていただくように念願いたしております。 それと、1点だけですけども、東海地震に比べ他の地震、東南海、東海以外の分がございますけども、これも、30年間のうちに一つは50%、一つは40%の確率があると思いますね。100年周期で起こってきていますから、大体、もうそろそろという、ここ10年、20年の間に、30年ぐらいの間に50%から40%、3つ一緒に来られたら、もう日本は崩壊です。 東海地震だけで、1日に今、国が予測されている被害想定が3,450億円、シンクタンクがはじいてるやつが1日で7,000億円の被害が出るだろうと言われております。3つ、もし同時に起こって、マグニチュード8以上の地震が起こった場合には、もう考えられないぐらいな被害想定になっていくんじゃないか。 ですから、仮にも、今、予算が取れるったら悪いですけども、国が元気なうち、もう、そういう経済動脈が破壊されないうちに、もし我が町にきちんとしたものができるんであれば、必ずしもここがいいとは言いませんけども、危険なところから予算配分されるっていうのは当然だろうと思うんですけども、それでも、少しの地震でも倒れそうな校舎が見つかれば、まずそこを補強をしていただくと、これは、もう強く要望しておきたいと、このように思います。 次の合併問題の方にいかしていただきたいと思います。 まず、合併問題につきましては、今、町長の御答弁の中にもありましたとおり、岡垣町と芦屋町と両方を住民発議が起こっております。同じ19日の日に、代表請求者証明書というのが、同じ時間帯にそれぞれ交付されておりまして、岡垣も芦屋も住民の方々が頑張っておられます。 そういう意味で、私どもは、他町のことは、もう、とやかく言う必要はありませんので、岡垣町は今、上げておるのは、合併対象は水巻町、遠賀町を対象にした3町合併の発議を住民の方々ともども、行わさせていただいておるわけであります。そういう意味で、きょうもテレビ報道、ラジオ、また夕方にも、その内容が出るみたいでございますけども、着実に進んでおります。 そういう意味で、町長が以前から、こういう答弁を繰り返されておるわけでありますけども、結果的には、法律上、町長のお考えが4町であったとしても、我々も決してそれを拒むもんではありませんけれども、一度断られたところに、こちらがお願いしますといっても、鈴木町長も本田議長も、合併については反対なんですね、もともとが。で、推進されてる方は、別枠で6名から7名の議員が中心でやられているようでございますので、議決できないということも、想定に入れられてそういうふうに言っておられるのか。 そうじゃなくて、手順として、まず、3町合併を確実に進めることが、芦屋町も入ってこれる素地ができると。これは、向こうの方が新聞のインタビューに答えて、ぜひ3町を先行してやってくださいと、これ、西日本新聞でしたか、読売でしたか、そのように、何か住民の方が書かれているわけですね。そういう意味では、決して町長が、私どもの代表の言葉を取り上げられて、違うものではないということであれば、我々もそうなんですね。 ということは、まず、3町をとにかくやり上げなければ、町長も先日のシンポジウムに久留米の方かどっかに行かれましたですね。原田市長が、宗像市長がおっしゃいましたとおり、法定協議会ができてから22カ月を要すと言われておりますけども、この法定協議会入る前に、やっぱり1年ぐらいかかるんですよという話もされてたと思います。 それがゆえに、去年9月に白紙に戻って、もう現在、9月です。ですから、もう、ちょうど1年たってるわけですね。ですから、今、発議があっても、12月議会には、もう手いっぱい。まあ、早くいって11月に議決できるかどうかというところだろうと思うんです。そういう意味では、やっぱり原田市長がおっしゃってるとおり、やっぱり法定に入るまででも、1年かかっている。もう、今は1年以上かかろうとしているわけですね。 そういう意味では、次の選挙後にできるという話も、私ども、推進議員団と町長、助役、担当課長とお話をさせていただいたときにも、できますということも何人の方からも出ておりましたけど、私は、厳しいんではないかと。次になれば、議会の人事もございますし、6月の議会では、まず無理ですが、早くて9月からか12月からということになってくれば、果たして、標準的な話し合いの場を持とうとされている方々については、17年の3月に、恐らく無理ではないかと。時間切れになってしまうんではないか、このように思いますけど、まず、その辺のところから、町長にお尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) まず最初、竹内議員が言われました鈴木町長、本田議長の推進について、まあ推進派ではないというような話が出されましたが、私、会いました時点で、いろいろと話し合いの中で、お二人とも、それについて合併が反対であるというような話は一言も出ておりませんし、芦屋町の今後の問題についても、十分に、昨年の9月の意向調査と申しますか、それは、一応、現時点では、尊重と申しますか、それは尊重いたしますが、今後については、芦屋町のいろいろな動きの中から考えますと、反対派とかいうような私はレッテルは張るべきではないというふうに思っております。 また、17年3月の特例法の期限につきましても、私も十分に、それについては視野に入れておりますし、今後、議会の皆さん方との合併についての論議は、十分に深めていきたいというふうに思っております。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) まあ、そうであるなら、町長が今、おっしゃるように視野に入れておると。先ほどは、「も」という言葉を途中で入れられましたもんですから、別な選択肢もまだあるのかなという、まあ、新聞報道を見ますと、どうも、議会決議は尊重しますけども、慎重に検討していくと、こう答えられると、前の前段の文節は消えてしまって後ろの分が浮かび上がってくるわけですね、慎重に対応してしまうと。ということは、まあ白紙だと、4町原則ということで、3町論議にはならないと、こういう論法で、今までずっと何かこられて、まあ多少、今の分は前進だとは思いますね。今まで一度も17年3月ということもすら、今までお答えなりませんでしたので、まあ1歩前進だとは思いますけれども、そうであるんなら、法定協議会については、議会も議決できるということは、その範囲内で合意ができておるということでありますから、ぜひ、今、住民発議をされておりますので、法律的にいけば、粛々とやれば、もう樋髙町長反対であっても、反対の意見を伏して、議会に付議しなきゃいけないというふうになっております。 ですから、高山さん、もしくは田中町長が、いずれかがお断りにならない限りは、進まざる得ないわけですね。ですから、そういう意味では、もう腹を決められて、今、おっしゃったことが真実であるならば、うちの方が出てくれば、できるだけ早く他の2町の町長にお話し合いを逆にされて、一刻も早く返答をくださいというぐらい言っていただけないでしょうか。どうぞ。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 現在の3町合併の設立の住民発議の取り組みが50分の1というような署名が集まり、なったときには、私自身も、これについては法的な手続にのっとりまして、水巻町長、遠賀町長に対し付議し、同意が得られれば、議会へ調定すると。法的には、これについては、法的な手続にのっとっていくということをお答えをいたしたいと思ってます。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) 今のはもう、法律に基づいてやられることでありますから、当然なんですけれども、私の質問は、もう1歩言っておりまして、確かにチェック時間というのがあります。3週間ぐらいありますね。直ちに、町長はそれを公表し、発議を提出された場合、2週間、まあ有権者であるかどうか。それと、書かれているのが自重かどうかというのを検査をする2週間。それから縦覧する期間が1週間。土日を挟んでも1週間ということですから、土日を除けば5日間縦覧期間があるということです。それを終えたら、町長の方に正式に提出という運びになりますから、その運びの中から、法律に基づけば、直ちにこれを公表しなければいけないと書いてありますし、遅滞なく他の2町の町長にこれを付議されるかどうかの申し出をされなきゃいけないように、法律は特例法なっておるわけですね。 それで、そうでありますけれども、返事をもらう場合、今まで、どちらかというと議会サイドから出た決議、いろんな話し合いの中で、町長が返事をされてきてないわけですね。まあ4町が基本、もう、これはこれで政治信念ですから、4町は4町と言われて、私は悪かったとは言えないわけですね、私にも、もともと公約には書かれてますから。 ただし、今までお二人の町長をずっと待たしておったちゅうことは事実だと思うんですよ。意見がそろわないから、もう1回、次の機会に集まろうとやったりされましたけども、これは高山町長が言われて、話し合いができなかったから次集まろう。でも、お三方とも忙しいから、次々に時間は延びてきて、今日までいったと。 だから、この住民の方々、発議を起こる原因は、議会がこれだけ、きちんと3町で決議を出しておきながら、話し合いができないということで、もう1歩進める意味で、最終手段として、住民発議に踏み出されたということが、きょう報道にも言われていますし、テレビでも言われております。 そういう意味では、住民の今まで意向、目線に立ってやろうとされた町長でありますから、少なくとも、私たちは住民の説明会、町が任意協議会のときにやりました住民説明会で来られた人数以上は、発議でお持ちしようと思います。そうすれば、今まで説明会に来られた方々を含めていけば、かなりの方々が、既に、このことについて熟知されて、しかも、回っているところでは、まあ30軒に1軒とか、50軒に1軒ぐらいしか、真に反対の方はいらっしゃらないですね。あとの方は、もう、気持ちよく書いていただけてるんですよ。 そういう意味では、町長が先ほど言われておりましたように、いろんな意見があるということがございましたけれども、どういう意見が、厳しい意見があるということを3町合併についてありましたけども、それは、どういう意見があるのか。私たちの実態と、今、回ってみて、全然気持ちよく、もう逆に波津から戸切までの方々が、「もう進めなきゃいけないですよと、ここまできたら」と言われてる方が多い中、どういう意見が出てるのか、これはお知らせをいただきたいと思います。 ○議長(大森忠勝君) 樋髙町長。 ◎町長(樋髙龍治君) 遠賀郡域という縛りがございますし、過去何十年と遠賀郡の中で、遠賀4町は、いろいろな事業を取り組んでまいっておることについては、竹内議員も御存じのとおりでございます。 そういうことを踏まえますと、広域行政も中間と一緒でございますけども、一つ一つの3つになりますと、なかなかそこが、また2つの壁と申しますか、そういう壁と申しますか、そういうふうな枠ができ、そこらあたりについて非常に商工業者、また商工会、また農協あたりの方々からも、私は進めるべきは4町の合併がベターじゃないかというような話を私のいろいろな懇談会等では、そういう意見がたくさん出るわけでございます。 ○議長(大森忠勝君) 15番、竹内君。 ◆議員(竹内和男君) やっぱり、それは財政的なものとかをしっかり町長は伝えられているつもりなんでしょうけども、私たちが話していくと、もう正直言いまして、1個の印鑑もらうのに40分、50分、長い方は1時間半かけて、しっかり説得して、説得するちゅうか、私、今まで聞いたことないっていう方も多いですから、そういう話をして、差し上げて印鑑をもらってきておるんですね。 そういう意味では、もうその方は2度と反対とかいうこともありませんでしょうし、ほかの方に言われるときは、合併推進と言ってくださるだろうと、私は思っております。 そういう意味で、メリット部分、まあデメリット部分というのは、もう功利主義なんですね。あの町がいい、この町がいい、私の町のサービスがどうのこうのというのは、まず功利主義なんですよ。自分主義、個人主義ですね。孤立主義にこれはつながります。そういう意味では、ぜひ、そういったものをもう乗り越えていく時期に、もう来ているんではないかと。 ですから、逆に回っておりますと、例えば、商工業者の方の中には、やっぱり、どこどこと一緒になることは非常に問題があるんじゃないかとか、ゆっくりでもいいんじゃないでしょうかという意見があるということは、そういう言い方をされて回られている方が確かにいらっしゃるということだろうと思うんですよ。 実際、実態を話してみると、そうじゃないということが、ああ、なるほど、そうなんですねと。例えば、広域の場合でもそうですけども、岡垣が一番負担金を出していると、はっきり言い切った方がいるわけですね。そうじゃないんですよ。人口に応じてですから、うちの町は2番目に、郡ではですよ、中間入れりゃ、中間が一番多いわけですけども、広域の負担金も、ある町の方が多いことは、人口が多いわけですから当然なんですけども、それすら、うちの町が税金負担金を一番出しているから、そんなこと出す必要はありません。これは救急自動車の件ですけど、あるうわさが流れておって、そういうことも言われました。 ですから、財政がいいというけども、平成9年度、これは任意協議会の中で出ておりますがね、平成9年度比べたら、特別会計まで入れれば、うちの町は130億、くだんの町は120億なんですね。もちろん今は違っているかもわかりません。ただ、東部、中部、西部の公民館、見ていただいたらわかりますけど、横バリに全部クラックが入っております。さきの耐震診断からいけば、ひょっとしたら、こういう施設も建てかえなきゃいけない施設の中にランクされるかもわからんですよ。これは調査結果があるんですね。 もう、時間がないからあんまり触れられませんけども、体育館、病院、消防、6シュウテイですね、校舎と都道府県の庁舎、市町村の役場、こういったもので、福岡県は、平均が3.2なんですね、耐震できる割合が。非常に危ないんですよ、もし、何か起こったときは。 それと、先ほど言いますように、もう莫大の大きなエネルギーの地震が起こったときには、国費が完全にそこで消費されてしまいます。経済活動ストップします。そういう面では、もう町長が言われるように、岡垣町大計百年と心配してくださるんだったら、先ほど言いますように、30年以内に、東南海もう一つの土佐沖の分も含めて50%と40%の確率があると言われています。もう東海はあると思ってやりなさいということで、今まで、強化地域に入ってない名古屋ですら、避難訓練始めたんですね。 ですから、もうお金が出ていくことは目の前でわかっております。そういう意味では、町単独で、今からやっていける時代というのは、恐らく、もう長くは続かないだろうと私は予想しております。 ですから、町長にしても私にしても、あと私も1期か2期できるかもわかりません。町長も、ひょっとしたら1期できて、また出られるかもわかりません。だけど、そう言っている町長や私が議論が未熟で、もし、できてないときに大きな地震が起きたときに、町がだめだったという判断になれば、あのときの判断は、やっぱり間違っておったんだ、こう言われると思うんですね、歴史をさかのぼれば。そうであれば、まず、協議会を設置をしていただく。その中で財政がどうかということをしっかり協議した上で、一つのものをつくり上げていく、こういう方向でいきたいと思います。 ですから、せっかく、もう、法律に基づいて粛々と進んでおるわけでありますから、もう、私も逃げられませんし、町長も逃げられないと思うんですね、ある意味では。そういう意味では、ぜひ、今後はもう前向きになっていただいて、3町論議、4町論議ということじゃなくて、岡垣町がそこに入っているかいないかということをぜひ念頭に入れていただいて進めていただきたい。もう、これはもう、痛切に要望して、私はこの一般質問を終わりたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(大森忠勝君) 以上で、15番、竹内和男の一般質問は終わりました。────────────・────・──────────── ○議長(大森忠勝君) 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。起立、礼。午後4時51分散会──────────────────────────────...